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長寿番組「くいしん坊!万才」も放送中止…「フジテレビに関わると損をする」業界総スカンでお台場“沈没”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月22日 11時3分

長寿番組「くいしん坊!万才」も放送中止…「フジテレビに関わると損をする」業界総スカンでお台場“沈没”

フジテレビ(C)日刊ゲンダイ

 フジテレビは完全壊滅に向かって歩み始めた。企業のCM出稿差し止めドミノは50社を超えただけでなく、キッコーマンがフジテレビに対し、1社提供の長寿番組「くいしん坊!万才」の放送を26日分から見合わせるよう要請したこともわかった。また村上誠一郎総務相が中居正広の女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられていることについて問われ「できる限り早期の調査をし適切な対応を」と要求するなど放送局としての真摯な対応が求められている。

 しかしながら、先の記者会見で港社長らフジテレビのトップはメディア取材を制限し、動画撮影すら禁じた。とても報道機関らしからぬ対応に批判の声が上がるなか「次はタレント、芸能プロがNGを出す」とみられているという。元フジテレビの芸能評論家、中野義則氏が言う。

「フジテレビに関わるとマイナスイメージがついて損をする。そう業界からも判断されて仕方ない状況にはあると思います。まず打撃を受けるのは現場で仕事をしているスタッフたちでしょう。あんな会見をすれば、批判されることも分かっていないようなトップのせいで、取材対象者から取材を拒否されたり、ドラマなどでロケ場所を使わせてもらえなくなるなどのダメージは計り知れません」

■社員やスタッフからは「もう局には行きたくない」という声も

 このままスポンサーからの広告収入が激減すれば制作費カットにつながり、「関連会社は戦々恐々ではないか」と中野氏は続けた。そうしてさらに空疎なコンテンツばかりとなれば、フジテレビは視聴者からも見捨てられていく。もはやテレビメディアとして完全にアウトだろう。リポーターの小柳美江さんはこう言う。

「たとえば事件の取材では『カメラなしでならしゃべる』と言われることがしばしばあります。そういうときに『私たちはテレビだから映像がないと説得力がないんです』と言って、撮影を受け入れてもらう交渉を数えきれないくらいしてきました。『フジテレビだったらインタビューに応じる』と言ってもらうこともありましたが、今は正反対に『フジテレビだったら話さない』と言われかねない状況だと思います。一生懸命やっているスタッフたちが気の毒になります」

 社員やスタッフからは「もう局には行きたくない」という声も上がっているそうだ。幹部社員による女子アナの「上納」疑惑によって、アナウンサーたちのイメージも失墜し、退社ラッシュが起こる可能性もあるのではないか。かつて花形職業とされたアナウンサーが営業手段として、いかがわしい接待要員とされていたりすれば、就職志望者の人数にも影響を与えてしまうだろう。前出の中野氏が言う。

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