1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

ボクシング世界的プロモーター「井上尚弥はパッキャオより上」発言の真意 1.24防衛戦会見で本人もビックリ?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月24日 9時26分

ボクシング世界的プロモーター「井上尚弥はパッキャオより上」発言の真意 1.24防衛戦会見で本人もビックリ?

井上尚弥(左)と金芸俊 (C)LeminoSECOND CAREER

 言われた本人も思わず苦笑いである。

 24日に世界WBO11位の金芸俊(32)と防衛戦を行う、4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)。昨22日に会見を行ったが、その席で世界的プロモーターのボブ・アラム氏(93)が「井上はパッキャオより上」とぶち上げた。

 マニー・パッキャオといえば、世界6階級を制覇した伝説的ボクサー。井上もライトフライ級から順調に階級を上げており、海外メディアが「イノウエは階級を上げるのか? パッキャオのように?」と質問。

 これにアラム氏は「パッキャオは素晴らしいボクサー。しかし、私に言わせると井上の方がより伝説的だ」と、こう続けたのだ。

「井上は無敗のまま1階級ずつ丁寧に上げていった。パッキャオは飛び級もあったし、注意を欠いた試合もあった。回答がないまま(引き分け)、試合を終わらせることもあった。井上は正解となるパンチを繰り出せるボクサー。愚かなリスクを背負うこともあるが、必ず正解に持っていく」

 これには井上も「そんなことはないだろうと思いながら、(アラム氏の)話を聞いていた」と、苦笑い。72戦62勝39KOのパッキャオに比べ、井上は28戦全勝25KOと、勝率もKO率も上回っている。とはいえ、両者は時代も階級も対戦した相手も異なる。どちらが上、と明確な答えは出せないだろう。

「もともと、ボブ・アラム氏は過剰なリップサービスで有名。井上がパッキャオより上と断言したのも、どこまで本心かわからない。ただ、あえてそう言うことで、井上の存在をさらに世界の幅広い層にアピールしたい意図があったのではないか。24日に4団体統一後3度目の防衛に成功すれば、次戦は米国ラスベガスでのビッグマッチが予定されていますからね」(ボクシング関係者)

 アラム氏もラスベガス興行の予定を認め、「日時は未定。会場はその時使える最大級のものを使いたい」と意気込む。

 昨年はサウジアラビアの国営イベントプロジェクトと総額30億円のスポンサー契約を結び、今年はサウジでの試合も確実視されている。2015年のメイウェザーVSパッキャオの3団体統一戦のファイトマネー総額400億円は今も最高額と言われているが、アラム氏の“喧伝”により、井上がそれを超える可能性もあるか。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは以前、「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」(講談社)の著者・森合正範氏にインタビューを実施。森合氏は「記者として絶望感、敗北感を感じたのは初めて」と語っていた。いったいどういうことか。何があったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください