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ポスティング小笠原慎之介 契約条件を吊り上げる金満3球団がギリギリの攻防…交渉期限まで24時間切る

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月24日 11時32分

ポスティング小笠原慎之介 契約条件を吊り上げる金満3球団がギリギリの攻防…交渉期限まで24時間切る

小笠原慎之介(C)日刊ゲンダイ

 中日からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す小笠原慎之介(27)の周囲が騒がしくなってきた。

 複数の米メディアによれば、日本時間25日午前7時の交渉期限が迫る中、NPB通算46勝(65敗)左腕に、メッツ、ブルージェイズといった金満球団からオファーが殺到。中でも熱心なのが、レッドソックスだという。

 レ軍はこのオフ、大谷とエンゼルスで同僚だった先発左腕パトリック・サンドバルを2年28億5000万円で獲得したばかり。

「サンドバルは昨年6月に左肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けて今季は全休することが決まっている。エンゼルスでの6年間では19勝45敗と結果を残せなかったが、レッドソックスは再生可能と判断して獲得に踏み切った。先発レフティーの頭数が少ないレ軍ではローテの4~5番手を担える左腕の獲得が急務で、昨季まで4年連続規定投球回をクリアした小笠原に白羽の矢を立てたのです。レッドソックスでは小笠原を投球回数が稼げるイニングイーターとして評価しています」(ナ・リーグのスカウト)

 各チームとも、先発4~5番手は力が衰えたベテランか、経験の浅い若手を起用するケースが大半だ。昨季のレ軍ではメジャー4年目右腕のクリスウェル(昨季年俸1億2500万円)が4~5番手を務めた。

 メッツ、ブルージェイズも豊富な資金力を武器に獲得をうかがっているという。中でもブ軍はドジャース入りした佐々木朗希の最終候補3球団に残りながら獲得できなかっただけに、補強費用は潤沢だ。

「ブ軍は昨季途中に放出した菊池(現エンゼルス)に代わる先発左腕を確保できていない。佐々木とともに小笠原の調査をしてきただけにレ軍同様、先発5番手でオファーしているとみられます」(前出のスカウト)

 ア・リーグ東地区ライバル同士が交渉期限まで争奪戦を繰り広げれば、結果的に小笠原は好条件を手にしそうだが……。

  ◇  ◇  ◇

 中日といえば、来オフは柳裕也が流出しそうだ。FA取得見込みとはいえ、なぜそう見られているのか。いったい何が起きたのか。柳が直面した「異例すぎる球団の対応」とはーー。

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