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「裏金自民都議」の阿鼻叫喚!このままじゃ6.22都議選ほぼ全滅…「非公認の方がありがたい」の声まで

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月26日 9時26分

「裏金自民都議」の阿鼻叫喚!このままじゃ6.22都議選ほぼ全滅…「非公認の方がありがたい」の声まで

謝罪する自民都議(C)共同通信社

 東京都議会自民党会派の政治団体が舞台の裏金事件をめぐり、中抜きしていた26人の氏名と金額が判明し、参院選の前哨戦と位置づけられる都議選(6月13日告示、22日投開票)への悪影響は必至だ。裏金都議らは阿鼻叫喚。落選続出は不可避だ。

 自民会派の内部調査結果によると、2019年と22年の政治資金パーティーで裏金をつくっていたのは、現職と元職など計26人。総額は計2873万円に上る。幹事長経験者6人を公認なしとし、組織票が見込めず苦しい選挙戦が予想される。ところが、非公認組の地元ではこんな声が上がっている。

「『裏金自民』のレッテルはキツすぎる。むしろ、無所属で戦った方が地元支援者の印象はいい。正直、非公認の方がありがたいですね……」

 何ともオメデタい。もはや公認の有無は問題じゃない。自民は有権者にスッカリ愛想を尽かされており、裏金都議は「ほぼ全滅」の運命だ。

■萩生田光一氏のお膝元、八王子がまたピンチ

 中でも危ういのは、旧安倍派幹部で裏金2728万円をつくった萩生田光一元政調会長のお膝元で3選を目指す伊藤祥広都議(八王子市選挙区=裏金194万円)だ。定数は5。自民は4年前、伊藤を含む2人を当選させたものの、次はそうはいかない。

「祥広さんは温厚な性格ですが、押しが弱く存在感が薄い。唯一の特徴は『萩生田の子分』。萩生田さんに続き、祥広さんの裏金も発覚したことで、市民からは『やっぱりね』と落胆の声が漏れています」(市政関係者)

 もう1人は、旧安倍派の事務総長経験者の下村博文元文科相の地元で3選を狙う河野雄紀都議(板橋区選挙区=裏金39万円)だ。

「板橋は5人区。自民は河野さんに加えて、もう1人擁立する方針です。2人とも下村さんの元秘書ですが、河野さんは地元回りに消極的で、イマイチ浸透していない。次は厳しいでしょう」(地元関係者)

 当選7回を数えるベテランの三宅茂樹都議(世田谷区選挙区=裏金251万円)については、地元の自民区議らから「サッサと後進に譲れ」との声が噴出。不協和音が漂う。盤石なのは、ガチガチの保守地盤に支えられる4期目の三宅正彦都議(島部選挙区=裏金332万円)くらいのもの。

「自民は票が割れるのを避けるため、候補者を減らす可能性がある。しかし、それでも落選者続出は避けられない。裏金の影響は甚大です」(都政関係者)

 これぞ因果応報だ。

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