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どこよりも早いセンバツ予想! 日刊ゲンダイと専門家が占う優勝候補、ダークホース、大穴

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月27日 9時26分

どこよりも早いセンバツ予想! 日刊ゲンダイと専門家が占う優勝候補、ダークホース、大穴

東洋大姫路の岡田監督(左)と阪下(C)共同通信社

 24日、第97回センバツ高校野球の出場32校が決まった。大阪勢の出場がないのは、1927年の第4回大会以来98年ぶりとなったが、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)や同準優勝の広島商(広島)、4強の東洋大姫路(兵庫)と敦賀気比(福井)は順当に選出された。高校野球に詳しい専門家2氏と日刊ゲンダイが優勝校を予想した。

■本命は東洋大姫路、智弁和歌山、健大高崎

 高校野球雑誌「ホームラン」の元編集長・戸田道男氏は「スポーツ紙は明治神宮大会を制した横浜を大本命としていますが……」とこう続ける。

「私が推すのは、その横浜との準決勝で延長十一回タイブレークの末に敗れましたが、互角の戦いを演じた東洋大姫路です。これまでは伝統的に線が細い選手が多かったものの、大阪の強豪・履正社を35年間率いた岡田監督が2022年4月に就任し、効率的で継続的なトレーニングを積み重ねたことで筋力アップに成功。岡田監督を慕って入学したプロ注目のエース阪下らが中心となり、19年夏に全国制覇を達成した履正社のようなパワフルなチームが出来上がった。岡田監督も手応えを感じているでしょう」

 アマチュア野球に詳しいスポーツライターの美山和也氏は「同じ近畿の智弁和歌山を推します」とこう続ける。

「昨夏の甲子園のベンチ入りメンバー9人が残っていて経験豊富。エース渡辺と最速152キロの宮口の2枚看板は強力で、1年生捕手の山田は5番打者として近畿大会5割以上と打ちまくった。中学時代にU15日本代表だった藤田や昨秋の近畿大会準決勝で2打席連続本塁打の福元ら、タレントの数は横浜に負けていません。最近は甲子園で勝ち切れない試合が続いていますが、機は熟したと見ています」

 日刊ゲンダイはセンバツ連覇を狙う健大高崎を推す。

 関東大会の決勝で延長十回の末に3-4とサヨナラ負けを喫したものの、「健大高崎が継投のタイミングを間違えなければ、負けてもおかしくなかった」と横浜陣営が認める高いチーム力を誇る。158キロをマークしたエース石垣と下重の左右2枚の大黒柱を擁し、打線も得点力は高い。史上4校目の春連覇の可能性は十分ある。

台風の目はエナジックスポーツ、山梨学院、千葉黎明

 ダークホースは「春夏通じて初出場のエナジックスポーツです」と前出の戸田氏がこう言った。

「神谷監督は08年夏に浦添商を甲子園4強、14年には美里工を甲子園に導いた名将で、選手の育成に長けています。昨秋のドラフトで捕手の龍山が西武に6位指名され、創部3年目ながら『プロに行ける学校』と口コミで広がっている。昨夏の甲子園を制した京都国際も、甲子園の常連校になる前にプロ野球に指名される選手を輩出したことで、いい選手が集まるようになった。エナジックの投手陣は強力で、昨秋8試合に登板して防御率0点台だったエース久高ら140キロを超える投手が3人。上位進出の可能性を秘めています」

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