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“ゆ党”国民民主は焦り明らか…「103万円の壁」めぐり自公は塩対応のまま、予算案では立憲が揺さぶり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月27日 10時58分

“ゆ党”国民民主は焦り明らか…「103万円の壁」めぐり自公は塩対応のまま、予算案では立憲が揺さぶり

心中穏やかではない(C)日刊ゲンダイ

 大慌てだ。

 与野党幹部が出演した26日のNHK「日曜討論」で、自民党の佐藤正久幹事長代理が来年度予算案への対応について「修正する部分は修正したい」と発言。野党との協議に前向きで、予算案修正も辞さない姿勢を示した。

 これに、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が反応。予算案に賛成する前提として、かねて主張する「103万円の壁」の178万円への引き上げを求めた。自公との3党幹事長合意に触れ「自公がやる気なのかを国民は見ている。直ちに税制調査会長同士の議論を進めるべき」と発言した。「明らかに焦っていますね」と言うのは、ある永田町関係者だ。

「自公と国民民主は、昨年12月に『178万円を目指す』との幹事長合意を交わしたものの、議論は停滞。今月22日の協議では対応を求めた国民民主に、与党は『持ち帰る』と塩対応で、肝心の宮沢洋一税調会長も不在だった。自公は、国民民主にそっけない態度をとる一方、維新に急接近している。国民民主はハシゴを外されかねない状況です」(永田町関係者)

■玉木代表慌ててX投稿連発でアピール

 慌てているのか、玉木雄一郎代表(役職停止中)はX(旧ツイッター)を連日投稿。26日は「178万円目指して頑張ります」と書き、スイス東部で20日から開かれたダボス会議に出席した様子も連投した。各国要人との写真をこれでもかとアップし、仕事ぶりをアピールしてみせた。

「世論調査では壁引き上げに賛成が多く、国民民主は政党支持率も高い。世間から注目されているのは確かですが、永田町では存在感が低下しつつあります。178万円への引き上げには7兆~8兆円の財源が必要になりますが、玉木さんは財源論をほとんど語らない。無責任な態度に石破総理は『無理なことばかり言ってくる』とブチまけているそう。それもあって、財源約6000億円の高校教育無償化を掲げる日本維新の会に接近しているのでしょう」(官邸事情通)

 立憲民主党からは揺さぶりをかけられている。小川淳也幹事長が日曜討論で予算案への対応について「大幅な譲歩が見通せるなら、賛成する可能性もゼロではない」と言ったことに、玉木氏は心中穏やかではないはずだ。

「さすがに、立憲が予算案に賛成する可能性は低いでしょう。ただ、立憲は新設される『省庁別審査』で各省庁の無駄を削減し、掲げる給食無償化などの財源に充てるプランを描いています。もし、立憲が予算委に賛成するようなことになったら、国民民主は用済みになりかねないわけです」(同前)

 やはり、“ゆ党”は捨てられる運命なのか。

  ◇  ◇  ◇

 都議会自民党は裏金3500万円で職員略式起訴に。自民党都連は今年6月予定の都議選で関係した都議の公認を見送り、無所属での出馬を求める案を検討するというが、それにほくそ笑んでいるが、玉木氏ほか“お馴染み”の面々だ。●関連記事『【もっと読む】裏金3500万円で職員略式起訴、「都議会自民党」解散で自民は都議選“死屍累々”…ほくそ笑む小池・石丸・玉木』で詳報している。

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