豊昇龍は柏戸になるか、旭富士になるか…横審全会一致で昇進確定も不安視される「促成栽培」の末路
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月29日 9時26分
豊昇龍(C)共同通信社
初場所を制した大関豊昇龍(25)の第74代の横綱昇進が確定した。
昨27日、横綱審議委員会が全会一致で推薦することを決定。山内昌之委員長は「内規に合致している。長期間、活躍できる素質を持っている」と説明したが、まさにその「長期間の活躍」という点に不安を抱く角界関係者がいるのは事実だ。
昨年の九州場所で13勝2敗の優勝次点だった豊昇龍が、【大関の地位で直近2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績を挙げた力士】とする横審の内規を満たしているのは確かだが、角界OBがこう言うのだ。
「今場所で平幕に3敗を喫したこともあり、審判部の間でも意見が分かれたと聞いている。実際、豊昇龍の直近3場所の成績は8勝、13勝、12勝の計33勝。これは、平成以降に誕生した横綱の中では最低の成績です。年6場所制となった1958年以降を見ても、61年の柏戸と並ぶワースト。その柏戸は在位47場所で名横綱と称され、99年に34勝で昇進した武蔵丸も在位27場所で重責を果たしてはいる。しかし、それに続く36勝で横綱になった10人のうち5人が在位10場所前後の『短命』に終わっています。在位63場所の北の湖、30場所の北勝海がいる一方、旭富士は在位9場所、3代目若乃花が在位11場所、稀勢の里も在位12場所で引退しています」
豊昇龍は横審に先立って行われた一夜明け会見で、「(横審の判断を)ワクワクして待っています。これからは『勝つ相撲』ではなく、『負けない相撲』を取りたい」と一足早く抱負を語った。千秋楽で1日3番を取った巴戦の疲れからか、予定時刻から約10分遅れで登場し、「すいません。寝てました。会見がなければ、ずっと寝ていられた」と頭を下げつつ、笑顔を見せた豊昇龍。第74代の横綱は果たして、「名」になるか「迷」になるか。
◇ ◇ ◇
横綱昇進と言えば、先場所限りで土俵を降りた貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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