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日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月29日 9時26分

日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

古橋(C)日刊ゲンダイ

 スコットランド1部でゴールを量産してきた日本代表FW古橋亨梧(30=セルティック)のフランス1部スタッド・レンヌへの完全移籍が27日、正式に決まった。

 現地メディア「デイリーレコード」によると契約2年半・移籍金19億円という。レンヌは現在18チーム中の16位と入れ替えプレーオフ圏内に低迷中。即戦力ストライカーの加入に「フルハシは多くのものをもたらしてくれる選手」と話していたサンパオリ監督も手応えを感じているだろう。

 2021年7月、J1神戸からセルティックに完全移籍した古橋は1年目にリーグ戦20試合・12ゴールを決め、22/23年シーズンには36試合・27得点で得点王。3シーズンぶりとなる国内3冠達成の立役者となった。

 3年目の昨シーズンは38試合・14得点。今シーズンもここまで22試合・10得点と順調に数字を伸ばしてきた。  

 もっとも、日本代表では不発の試合が目立っている。代表デビューは19年11月のベネズエラ戦。21年には11試合に出場して3ゴールを決めるも、その後は10試合で2ゴールにとどまり、23年10月のチュニジア戦を最後に代表未招集が続いている。

 今回の古橋のフランス1部移籍には「欧州5大リーグに主戦場を移すことで日本代表の森保監督に対して代表復帰をアピールしたい」という意図がある――と、サッカー関係者がこう続ける。

「12チームで構成されるスコットランド1部はセルティック、レンジャーズが図抜けており、この2強に在籍しているFWたちは格下相手に大量点を決めても、なかなか評価に繋がらない。そこで古橋は5大リーグに移籍してゴールを量産し、森保監督にアピールして26年の北中米W杯の代表メンバーに復帰しようという算段です」

 古橋は「私は新たな挑戦を探していた。フランスは技術的にもフィジカル的にも競争の激しいリーグですが、レンヌでベストを尽くす準備はできている」とコメントしたが、果たして思惑通りにコトは進むのか? 

「状況は非常に厳しいでしょう」と話すのは、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。

「もともと森保監督がレギュラーFWに求めているのは、身長185センチ前後の恵まれたフィジカルを誇り、前線で体を張ってポストプレーもこなせるタイプです。古橋のサイズは身長170センチ・体重64キロ。それでも欧州で公式戦80ゴール以上を決めている古橋に敬意を表し、これまで指揮官は一度ならずチャンスを与えてきたが、古橋は複数回の<追試>を受けても結果を出せなかった。今回のフランス移籍で一縷の望みに賭ける好機が到来したと言えますが、その希望の糸は非常に細くて切れる寸前と言っていいでしょう」

 レンヌでそれなりにゴールを決めたとしても……。古橋を日本代表で見ることは難しいのか。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、絶好調の森保JでW杯本番に「背番号10」を付けるのは誰か。現時点で候補は3人。実力は拮抗していて、これから競争が激化していくとみられる。いま、チームで何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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