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《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月30日 15時48分

《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

ピンチは続く…(C)日刊ゲンダイ

《フジが反転攻勢》《どうする文春!》――。芸能界引退を表明した元タレントの中居正広(52)と女性のトラブルについて報じてきた「週刊文春」(文芸春秋社)が記事の一部を訂正した問題で、ネットなどで《中居くんは悪くなかった》《文春は会見しろ》などと大騒ぎになっている。

「週刊文春」は28日までに、トラブルが起きた会食について女性を誘ったのはフジテレビの編成幹部としていた部分について、その後の取材で、女性を誘ったのは中居本人であり、女性は幹部がその前に設定した会の「延長」と認識していた――などと訂正して謝罪した。

 この一報が報じられると、これまで沈黙を貫いてきたタレントや元国会議員らが大はしゃぎ。「世紀の大誤報」「シレっと訂正で許されるのか」「CM差し替えに伴う違約金は文春だな」といった声が飛び交う事態となった。

 今回の問題は女性の心身を酷く傷つけるほどのトラブルを中居が起こしたということだ。

 そして、その重大な問題を認識、把握しながら、社内のコンプライアンス担当者にも知らせず、1年半もの間、中居をレギュラー番組で起用し続けたフジ経営陣の判断の異様さ、人権意識の希薄さだろう。

 この問題を通じて企業としてのガバナンス体制、コンプライアンス意識の欠如が透けて見えたからこそ、港浩一社長(72)の会見後にCM差し替えが相次いだわけで、文春報道云々とは次元が異なる話ではないのか。

 フジの夕方のニュース番組「Live News イット!」は29日、文春の謝罪、訂正記事を報道。訂正発表が約1か月後になったのかを疑問視した上で、文春編集長宛に「事案の根幹に関わる部分になぜ間違いがあったのか」「記事の訂正を発表するまで約1か月かかった理由や経緯」を問う質問を送ったという。

 疑念があればすぐに取材し、報道する。報道機関でもあるフジの姿勢は当然と言えるのだが、一体何が事実なのかは、当事者となったフジの記者らが港社長や編成幹部に直接取材すれば分かる話ではないのか。何といっても取材対象は「身内」だ。外部の週刊誌記者などが伝聞やまた聞きで記事化するよりも、より具体的で正確な中身が分かるはず。視聴者もそれを求めていると言っていい。

 フジの現場関係者は、即座に文春に質問を送る問題意識を経営陣や幹部社員にもぶつけてほしい。

  ◇  ◇  ◇

 中居正広の女性トラブル問題で大ピンチのフジテレビ。関連記事【もっと読む】で《文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論》【さらに読む】で《「SMAP再結成を潰された!」中居ファン陰謀論の驚愕 「メリーとジュリーの目的は…」の投稿に群がる》…を取り上げている。

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