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楽天は現場とオーナーの板挟み、中日は故障問題…新監督を悩ませる「逸材新人」のトリセツ【2025年プロ野球キャンプの見どころ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月2日 11時0分

楽天は現場とオーナーの板挟み、中日は故障問題…新監督を悩ませる「逸材新人」のトリセツ【2025年プロ野球キャンプの見どころ】

金丸夢斗(C)JMPA

 注目ルーキーたちもプロのスタートを切った。中でも、即戦力としての期待が高いのは、楽天の宗山塁(21=明大)と中日の金丸夢斗(21=関大)。昨秋ドラフトでそれぞれ5球団、4球団が競合した目玉新人だ。

「宗山は、昨季135試合にスタメン出場した村林(27)との遊撃争いに臨む。“20年に一人の逸材”と言われる文字通りの金の卵だけに、球団は営業面を考えても下駄を履かせたいのが本音でしょう。宗山がキャンプの実戦、オープン戦で期待通りの結果を残せば、三木監督も頭を悩ませることはないのですが、中途半端な成績だと判断が難しい。指揮官が実力至上主義を打ち出しても、楽天は球団やその上のオーナーの意向が現場に反映される特殊な球団。首脳陣が天の声に振り回される事態になれば、チームには早くも不穏な空気が流れることになります」(球団OB)

 アマ球界ナンバーワン左腕と言われる金丸には故障の問題がある。昨年5月に腰の骨挫傷を発症し、実戦復帰まで4カ月を要した。順調に回復しており、新人合同自主トレではブルペンにも入ったが、キャンプは二軍スタートとなった。

「いずれ、中日の屋台骨を背負っていくだけの実力はあります。が、腰の状態はともかく、関大では1年生から主戦として投げていたため、体力強化を積んでいないという不安がスカウトから指摘されている。投げるボールは素晴らしいから、首脳陣はすぐにでも使いたくなるでしょうが、その見極めを井上新監督がどうするか。中日は昨年のドラフト1位投手の草加がキャンプ前に右肘靱帯を痛め、トミー・ジョン手術を受けたトラウマがあるだけに、より慎重にならざるを得ないでしょう」(セ球団スカウト)

 取り扱いは慎重に。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事には他球団の見どころをピックアップ。野球ファンは必見だ。

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