伝説のセクシー女優 桜木ルイが30年ぶり写真集「まさか芸能界に戻れるとは思ってませんでした」

桜樹ルイ（Ｃ）日刊ゲンダイ

　90年代にセクシー女優として一世を風靡した桜樹ルイ（55）が22日、約30年ぶりの写真集「桜樹ルイ写真集 RUI」（双葉社）を発売した。お渡し会では50冊購入特典が用意されるなど、発売前から話題に。「熟女感は出せたかな」という桜樹を直撃した。

　――SNSを始めたことが写真集のきっかけになった。

「それまでは倉庫で働いていて“生きてるよ”っていう発信と元気がもらえたら、くらいの気持ちでXを始めたんです。私、臆病で、SNSを始めたら何か言われるんじゃないかとか心配したんですが、皆さん“脱がなくてもいい”って温かく迎えてくれて。日常の写真のほうが表示回数が上回ることもあります。まさか芸能界に戻れるとは思っていませんでしたから、百八十度変わりました」

　――お気に入りのカットは？

「全身ヌードのカットで、腰から脚のラインが気に入ってます。昔よりも脚が細くなってお色気は増しているんじゃないかな。熟女感は出せたかなと思います」

　――写真はシワも消さず、ナチュラル。年を重ねた円熟味がある。

「お会いしたときに別モノだったら嫌なので、素に近い感じで仕上げました。ストリップ劇場でお姉さんたちに学んだ色気の出し方とか、30年のブランクの間に、年を重ねたから表現できるものもあると思いますし、今の自分の方が生き生きしてるので、現在形で見ていただけたらと思います」

　――AV業界はますます女優のタレント化が進んでいるが。

「昔はいかに親バレ、身バレしないようにするかと、隠れてやっていたけど、今は自分からSNSで発信していますからね。どんどん頑張っていただきたいと思います」

　――毎作品1万本が売れるという、桜樹のAV作品にはどんな努力が？

「面白い作品に乗っかったのはあるかな。あとは……カメラワークは意識していました。カメラに合わせて顔が見えるように常に意識して、AVを見てくださる方と絶対目が合っていたと思います！ そこは注力していました」

　――美の秘訣は？

「鬼のように鏡を見る！（笑） 口角を上げるように笑顔の練習をしています。コロナ禍からマスクのせいで口角が下がりがちなので、みなさんもおすすめですよ。食事は、お酒が好きで、昔は仕事終わりの缶チューハイがご褒美だったんですが、今はお仕事でいただいているので、お昼まで寝て酒を抜いて、リンゴを1個食べて、お店の同伴で食事して1.5食です」

　――現在は元AV女優の小林ひとみ（61）が経営する銀座のクラブ「エルプリンセス」に在籍している。

「お客さまが『昔お世話になりました、って言ってもいいですか？』って言われるんですが『はい、言ってください』ってお話ししてます。お客さまにいただいたものはおいしくいただくのが銀座のルールなので、ひとみママには『しっかりごはん食べてきなさい』って言われています。ご来店も同伴もお待ちしています！」

　――今回の写真集はご自身的には85点だそうで。

「久しぶりすぎて最初のほうが笑顔が硬かったかな」

　――ということは次作も？還暦ヌードもある？

「お声がかかれば前向きに（笑）。久しぶりの写真集なので、一冊でも多く、一人でも多く、世の中に届けられたらと思います」

（聞き手＝岩渕景子／日刊ゲンダイ）