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モグライダーともしげの「自分である意味」は、相方の芝大輔が最も認めている【今週グサッときた名言珍言】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月2日 9時26分

モグライダーともしげの「自分である意味」は、相方の芝大輔が最も認めている【今週グサッときた名言珍言】

モグライダーのともしげ(C)日刊ゲンダイ

【今週グサッときた名言珍言】

「僕、あんまり手応えがない人生なんですよ」
(ともしげ/テレビ東京系「あちこちオードリー」1月22日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2021年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)でファイナリストになって以来、バラエティー番組に引っ張りだこのモグライダー。器用でスマートな芝大輔(41)と不器用で天然ボケキャラのともしげ(42)という対照的なキャラクターのコンビだ。23年10月に鳴り物入りで始まった「ジョンソン」(TBS系)のメンバーにも選ばれ、順風満帆……かのように見えた。しかし、その「ジョンソン」が1年足らずでまさかの終了となってしまった。

 SNSにはその状況を表し、「風前のともしげ」という秀逸な投稿があり、それを見たともしげは思わず笑ってしまったという。ともしげは、そのようにエゴサーチを欠かさない。その理由を語った言葉を今週は取り上げたい。

 ともしげはネタも書いていないし、それどころか「ともしげができないことを見せる」ことが前提のネタのため、芝からハッキリと教えてもらうこともない。後輩からも尊敬していると言われないし、モテるわけでもない。結果「自分の意味があるのかな」と考えてしまう。だから「手応え」を感じたくてSNSを見てしまうという。

 ともしげは「さんまになりたくてこの世界に入った」ほど明石家さんま好き(フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」22年3月12日)。だから本来は、さんまのようにその場を回したい。けれど、それはできない。それどころか、ネタもまともにできなかった。

 ともしげはモグライダー結成まで、10回ものコンビ解散を経験しているが、その理由は「シンプルにネタにならなかった」こと。噛んでしまったり間違えたところばかりがウケてしまい、相方に「全部捨てられて」しまった(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」22年6月6日)。芸人仲間の間では「ともしげと組んだら売れない」などとまで言われていたという。

 もちろん多くの場合、そのポンコツっぷりで笑わすネタを作るが「“『あいうえお』と言ってくれ”ということくらいはできると思うじゃないですか。それができないから」(芝=双葉社「THE CHANGE」24年10月12日)というレベル。次元が違い、芝以外は生かしきれなかったのだ。

 それでも芝はともしげに「俺はおまえのことだけを一生考え続けてる。とにかく信じてついてきてくれ」(テレビ東京系「ゴッドタン」23年3月11日)と言ったという。エゴサーチなどしなくても「自分である意味」を誰よりも、相方の芝が最も認めてくれているのだ。

(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

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