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阪神・佐藤輝明「脱 岡田」で飛躍の予感…“天才型”打者にあれこれダメ出しはむしろマイナスだった?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 11時17分

阪神・佐藤輝明「脱 岡田」で飛躍の予感…“天才型”打者にあれこれダメ出しはむしろマイナスだった?

佐藤輝明(C)共同通信社

 佐藤輝明(25)が昨2日のランチ特打で柵越えを連発。逆方向にも大きな当たりを飛ばし、充実した表情を見せた。

 この日は、球団OBで近大の先輩の糸井嘉男臨時コーチが合流。佐藤輝の確実性を上げ、調子の波を小さくするためのプランを温めている。早速、ドジャースの大谷翔平も練習で使用するクリケットバットを活用したマンツーマン指導を施すと、直後の特打で早速、成果が出た格好だ。

「今年は打者として飛躍を遂げる可能性はあります」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「昨季は二軍落ちを経験するなど、好不調の波が激しいのが課題。とはいえ、右翼から左翼方向に浜風が吹き、左打者に不利な甲子園を本拠地としながら、左打者としてはNPB史上初の新人年から3年連続20本塁打を達成したパワーはダテじゃない。昨年、一昨年と岡田前監督はその佐藤輝を三塁に固定した一方、打撃フォームに関しては『ポイントは前で打て』『軽く振れ』などと注文を付けた。結果的に打率は2023年の.263から.268とやや向上したものの、本塁打は24本から16本に減少。打撃に迷いが生じた面もあった。もともと佐藤輝は大きく強く振れるのが長所。3番で起用するプランを温める藤川球児新監督(44)は佐藤輝の自主性を尊重し、成長を促す方針。糸井臨時コーチの招聘はその一環です」

 佐藤輝は大学時代、柳田悠岐(ソフトバンク)に憧れ、自ら打撃フォームを模索。プロ入り後は22年オフに柳田の自主トレに参加したが、岡田前監督からは「柳田はもともと引き付けて打つ方。やっていることと逆行している」などと、ダメ出しを食らった。

「佐藤輝の打撃は『天才型』。周囲からアレコレ強制されるとかえって迷いが生じやすい。ポテンシャルはあるわけですから、短所を直すより長所を伸ばすやり方が性に合っている。その点で糸井コーチは柳田の『師匠』であり、佐藤輝の打撃や性格も十分に把握していますからね」(前出のOB)

 今キャンプの佐藤輝は守備や走塁にも精力的に取り組むなど、高みを見据えている。このヤル気をキープしたままキャンプを完走できれば、たしかに飛躍が期待できそうだが。

  ◇  ◇  ◇

 昨季の佐藤輝が一時、機能不全に陥った原因のひとつに「岡田前監督の旧時代的アドバイスが一端となっているのでは」という声も聞かれた。さらに、名球会会員までも「ある悪循環」を挙げ、岡田前監督の指導のミスマッチの可能性を指摘していた。いったいどういうことか。その「旧時代的アドバイス」の中身とはーー。

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