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“天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月4日 9時26分

“天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

フジサンケイグループ代表も務める日枝久氏(C)日刊ゲンダイ

 あらゆる膿を出すなら、今しかない。元SMAP中居正広氏(52)の女性トラブルを発端に、フジテレビは港浩一社長、嘉納修治会長が辞任。遠藤龍之介副会長も、第三者委員会の報告のある3月末をメドに職を辞すると明言した。ところが、"フジテレビの天皇"と呼ばれ、13年間の社長生活を含め、40年以上も役員を務めている日枝久取締役相談役はそのまま居座ろうとしている。

「相談役を辞める、辞めないにかかわらず、日枝さんには言わなければならないことがたくさんある。その1つが、旧ジャニーズ事務所との不適切な関係です」(芸能記者)

 一昨年、故・ジャニー喜多川氏の性加害がイギリスBBCで取り上げられ、日本でもようやく大手メディアで報道されるようになった。『外部専門家による再発防止特別チーム』は、問題の放置、隠蔽の原因の1つに「マスメディアの沈黙」を指摘。調査報告書の中で、1999年の『週刊文春』にある事例を取り上げていた。


《「マスコミ対応を委ねられているメリー喜多川は、ドラマの共演者が気に入らないと、その放送局の社長に直接電話をかけ、外すよう要求することもあった」》

『再発防止特別チーム』はこの記事について、東京地方裁判所が認めたと記述している。

「文春の訂正報道で、旧ジャニーズ事務所のファンの中には過去に遡って、『文春の報道は全部ウソだ』と極端な主張をする人もいます。しかし、1つ訂正したからといって、全ての間違いにはつながりません。オセロゲームじゃありませんから。ファンたちは少しでも自分たちに有利な情報だと思うと食いつきますが、裁判所が認めています。そもそも、メリー氏の圧力は業界内で有名な話でした」(前出の芸能記者)

■フジが“ジャニーズと切っても切れない仲”だった頃の社長が日枝氏

 日枝氏は1988年から2001年までフジテレビの社長を務めており、メリー氏からの圧力を受けていた可能性が高いと想定される。

「1990年代後半のフジとジャニーズは切っても切り離せない仲でした。『SMAP×SMAP』が大人気番組となり、木村拓哉の主演ドラマ『ロングバケーション』は社会現象にもなりました。中居正広、香取慎吾、草彅剛のドラマで主演し、高視聴率を獲得しています。だから、メリー氏は強気に出て、キャスティング権まで握っていたとされている」(芸能関係者)

 ジャニー氏の性加害問題は大きな話題になったが、現行の民法では子どもの性被害について時効があるままになっている。

「2度と同じ事件を起こさないためにも、法改正が必要でしょうし、マスコミはこの問題を風化させてはならない。一昨年、各テレビ局は検証番組を作りましたが、どれも大して踏み込んでいなかった。『マスメディアの沈黙』が始まった頃のテレビ局の幹部に話を聞かないと意味がないんです」(前出の芸能記者)

 旧ジャニーズ事務所は1980年代に台頭し、SMAPがテレビの全ジャンルに進出した1990年代後半以降、各局に幅を効かせていた。

「その当時の幹部が『ジャニーズ忖度』の元を作ったわけで、現役社員のほとんどはその流れを踏襲していただけです。日枝氏がメリー氏の圧力を飲み込んでしまい、ジャニー氏の性加害問題の隠蔽に関わっていたという疑惑は拭えない」(前出の芸能記者)

 日枝氏は記者会見を開いて、今回のフジテレビ問題だけでなく、旧ジャニーズ問題を含め、過去のことを洗いざらいしゃべる必要があるだろう。

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