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大谷はもはや制御不能…リスク厭わず「あと9回世界一」を目指す姿勢は慎重な指揮官とは対照的

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月4日 9時26分

大谷はもはや制御不能…リスク厭わず「あと9回世界一」を目指す姿勢は慎重な指揮官とは対照的

大谷翔平(C)共同通信社

「公式戦登板のメドは5月? おそらくね。これまでに言った通り、(3月の)日本での開幕シリーズには登板しないだろう。スプリングトレーニングで投球プログラムを見ながら進めていくことになる」

 日本時間2日、ファンフェスタに参加したドジャースのロバーツ監督が、大谷翔平(30)の投手としての復帰時期に関してこう言った。

「打撃練習をする動画を見たが、この冬に手術をしたとは思えないくらいだった。打者として(手術をした)左肩の影響はほとんどない」という一方で、投手としての復帰には慎重なようだ。

 しかし、当の本人はそうは思っていない。この日は「スプリングトレーニングでブルペンをこなしていって初めて、どのくらいのスパンで復帰しようかというのが決まってくる。いつというのは、いまは言えない」と言ったものの、とにかく早く投げたくて仕方ない。スポーツ報知の対談で古巣の指揮官だった日本ハムの栗山英樹CBOは、ロバーツ監督に「慌てないでください。翔平は絶対『早く投げたい』と言うんで」と話している。

 打って投げるだけではない。投手として復帰する今季も、盗塁について「投手として投げていたとしても、進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたいと思っている」と言っているくらいだ。

 大谷はこの日、昨年のワールドシリーズを制した直後に「あと9回やろう」と球団幹部に言ったことを聞かれるとこう答えた。

「心底そう思ってる。そうするんだと思って契約もしている。あと9回、僕がいる契約の中でできれば幸せ」

首脳陣は引くに引けぬ状態へ

 ワールドシリーズ第2戦では盗塁を試みて左肩を負傷、オフに手術が必要な重傷だったにもかかわらず、勝敗が決するまでフル出場した。「あと9回」世界一になるためなら、おそらく身を削ることもいとわない。エンゼルス時代は完封した直後のダブルヘッダーにスタメン出場して2本塁打、その直後に痙攣を発症したほどなのだ。

 フリーマンはこの日、「ショウヘイは不可能も可能にする」とこう言った。

「今季50(本塁打)─50(盗塁)を達成するかは分からない。ただ、5月に投げ始める前、もしくは投手として復帰する時期に50盗塁を達成するかもしれない。この男に不可能はないと思う。大リーグで投打ともトップレベルでプレーする選手がいるなんて、いまだに信じられないよ」

 ロバーツ監督は「何よりすごいと思うのは、ショウヘイはドジャースとロサンゼルスを背負っていること。彼は我々が求めるすべてをやってくれる」とも言った。

 不可能を可能にし、チームのありとあらゆる要求に応え、ドジャースとロサンゼルスを背負っている──。多分に彼らのリップサービスだろうが、大谷がケガもいとわず試合に出続けるのは当然というか、引くに引けないような状況が生まれつつあるだけに、飛ばし過ぎが落とし穴にならないか心配にもなってくる。

 2度の右肘手術に加えて、このオフは左肩にもメスを入れた。不可能を可能にする一方で、それなりの代償も払っているのだ。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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