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青学・原監督に「次なる仕事」の期待…OBの世界大会・五輪出場いまだゼロ「出場させるのがこれからの夢」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月4日 9時26分

青学・原監督に「次なる仕事」の期待…OBの世界大会・五輪出場いまだゼロ「出場させるのがこれからの夢」

青学大の若林宏樹(C)共同通信社

 山登りだけではなかった。

 9月の東京世界陸上男子マラソン日本代表選考を兼ねた今大会。このレース限りで現役引退を表明していた青学大の若林宏樹(4年)が2時間6分7秒の初マラソン日本最高記録をマークし、日本人トップの2位でゴールした。

 優勝は2時間6分1秒のV・キプチュンバ(ケニア)。

 若林は、昨年の大阪マラソンで平林清澄(国学院大4年)が出した2時間6分18秒の学生記録も更新。今年の箱根駅伝では山登りの5区で区間新をマーク、母校の連覇に貢献した圧巻の走りとスタミナは平地でのフルマラソンでも健在だった。

 初マラソンで2時間5分台の記録に迫った若林は、4月から大手生保に入社し、現役を退く。実業団や陸上ファンからは「もったいない」と惜しむ声も聞かれるが、男子マラソンの学生記録上位者には23年大会の横田俊吾(JR東日本)や20年大会の吉田祐也(GMOインターネットグループ)らの青学大OBが名を連ねている。

 大学時代にマラソンでも実績を残した彼らは、その後も記録を伸ばしてはいるものの、国内の男子マラソンは五輪のメダルには程遠く、東京もパリ大会も入賞が精いっぱいだ。箱根駅伝の強豪校のひとつである駒大の大八木弘明総監督は昨年4月、世界を目指すトップランナーを育てるためのプロジェクトチームを立ち上げ、教え子だったトヨタの田沢廉と鈴木芽吹、駒大生の篠原倖太朗、佐藤圭汰を指導している。OBの中村匠吾も富士通に在籍しながら、大八木監督の指導を受けて東京五輪のマラソン代表入りを果たした。

 原監督は今年の箱根駅伝で8度目の優勝を飾るや、数年後の引退を示唆して話題になった。名将は「まだ世界大会、オリンピック出場経験が青学の卒業生で出ていない。現役ランナー、OBを含めて世界大会、オリンピックに出場させるのがこれからの夢」と話していた。すぐにでも、マラソンでメダルを狙える選手を育てて欲しい、という駅伝ファンは多い。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、青学大が連覇を果たした箱根駅伝では、なぜ本命とも言われていた国学院が負けたのか。水面下で起きていた“大誤算”とはいったい何か。あのとき、何が起きていたのかーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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