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橋本環奈は“パワハラ騒動”をどう乗り越えるのか…NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演の違和感

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月6日 9時26分

橋本環奈は“パワハラ騒動”をどう乗り越えるのか…NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演の違和感

橋本環奈(C)日刊ゲンダイ

【芸能界クロスロード】

 中居正広とフジテレビの問題が過熱するあまり、忘れがちな他の芸能ニュース。橋本環奈(26)のパワハラ騒動もそのひとつだ。

 昨年10月末、「文春」が“壮絶パワハラ”の表現で、橋本が事務所の現場マネジャーを叱責するなどパワハラを繰り返し、8人のマネジャーが退所したと報道。橋本が所属する事務所社長は「事実無根」と否定。騒ぎは拡散することなく沈静化した。

 12月に入ると橋本の話題は3年連続で司会を務める「紅白」の話に向いていた。

 そして「紅白」前日の30日、NHKはドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の特別版として橋本を取り上げたのだ。

 ラテ欄を見た瞬間、「?」が頭をよぎった。「プロフェッショナル~」といえば、天才料理人や名医師ら、さまざまなジャンルのトップを走り続ける人に長期間密着する番組。特別版とはいえ、女優としては発展途上にある橋本を登場させることに違和感を覚えた。

 橋本は2007年に地元・福岡でタレント活動をスタート。ファンの撮った写真が「奇跡の一枚」と話題になり本格的に女優に本腰を入れた。

「どんな役でも幅広く演じられる女優になりたい」と仕事の幅を広げ、主役を張るまでになった。

 人気・実績を買われ朝ドラ「おむすび」のヒロインにまで上り詰めた。まさにシンデレラストーリーだが、同番組で取り上げるには疑問符が付く。番組では、現場で共演者やスタッフと明るく接する橋本の姿を強調するように、カメラは追っていた。以前から密着していたことから「低視聴率を想定して、早々にドラマの宣伝、と考え仕込んでいたのでは」という声まであったが、それなら別の番組枠だと思う。

 特別版の放送は文春報道の2カ月後のタイミング。番組では文春報道に触れてはいないが、「さまざまな困難を乗り越えて」のナレーションで芝居に取り組む橋本の姿を強調するかのようだった。

「寝た子を起こす」とはこのことか。年が明けると、放送を受け文春は第2弾を報道。今度は元マネジャー、スタッフらがパワハラを告発した。名前は明かさずとも、これを「事実無根」とすれば、告発者も黙っていないだろう。橋本がマネジャーに「ふざけんじゃねえ」などと暴言を投げつけたというのが事実なら、イメージダウンは避けられない。業界内でも「使いにくい女優」との評判が浸透してしまう。朝ドラ主役の肩書で年内の民放ドラマは決まっても、今後の仕事に影響が出る可能性もある。

「橋本の言動が事実なら、決して健全ではない。事務所と橋本の関係を見直すいい機会」と芸能関係者は苦言を呈する。

 それでも朝ドラが好調ならパワハラ報道も吹っ飛ぶ話だが、1月の放送では2週にわたり橋本の出番は回想シーンのみ。姉役の仲里依紗が主人公になったような展開だった。ヒロインが長く登場しない朝ドラは史上類を見ない珍事。すべては視聴率低迷に起因している。

「批判されるうちが花」と言われるが、最近の「おむすび」は批判より、12%台を推移する低視聴率に関心が向いている。史上最低を記録した09年の「ウェルかめ」を抜く可能性が話題になるほどだ。

 朝ドラヒロインからステップアップしていった女優が多いなか、放送中から低視聴率にネガティブな話まで飛び出した橋本。どう乗り越える。

(二田一比古/ジャーナリスト)

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