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バラエティーで花咲きそう…「M-1」決勝戦で注目のエバース 見どころはツッコミ町田のイジられキャラ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月6日 9時26分

バラエティーで花咲きそう…「M-1」決勝戦で注目のエバース 見どころはツッコミ町田のイジられキャラ

エバースの佐々木隆史(左)、町田和樹(右)(C)日刊ゲンダイ

なぜか威圧感は皆無

 地上波初となるエバースの冠番組「エバースの知らぬが冠」(テレビ朝日=全4回)が終了した。

 ツッコミの町田和樹は何も知らされぬまま番組が始まり、気付いた頃には終わっている……という異色の深夜バラエティーだった。

 企画の発端は、ボケの佐々木隆史が普段から気になっていた“町田語録”の真偽を検証しようというもの。初回は、町田が異性に求める第一条件「(高)身長」「Gカップで150cmとかでも全然違う」との発言にスポットを当てた合コン編。タイプの違う女性3人を投入し、町田が低身長巨乳のモデル・ひなたまるに好意を抱くかどうかをチェックした。

 モニタールームで見守る佐々木が女性陣に指示を出し、言葉巧みに町田のテンションを上げていく。また、ひなたまるが好きな男性のタイプに「身長高い人」「面白い人」などと町田を連想させるワードを挙げてアピールし、女性陣の胸のカップ数を当てるゲームを始めたりと、“町田語録崩し”に拍車をかける。

 一方で、高身長モデル・塚越愛実は素っ気ない態度を貫き、ほとんど町田と接点を持たない。しかし、それでも町田が連絡先を交換したい相手に選んだのは塚越だった。この結果を受け、佐々木が「本当にちゃんと自分のタイプをいくんだなってちょっと見直しました」と口にしていたのが印象深い。

 昨年の「M-1グランプリ」決勝で4位となり、爪痕を残したエバース。2人はNSC東京校で出会い、2016年に正式にコンビを結成。お互い学生時代に野球部に所属していたこともあり、バントの構えからバットを引いてボールを見逃す野球用語“エバース”をコンビ名にしたという。

 駆け出し時代は芽が出なかったが、「ヨシモト∞ホール」から「神保町よしもと漫才劇場」に所属が移ってから客層が変わりネタがウケ始めた。昨年は「NHK新人お笑い大賞」の優勝をはじめ漫才で結果を残したが、今後注目を浴びるであろう一面が町田のイジられキャラだ。

 霜降り明星・粗品のYouTube動画が顕著だが、町田は先輩相手にも率直な言葉をぶつけていく。例えば後輩芸人5人が粗品を批判する企画「粗品ディスチキンレース」では、「あのちゃんとの絡みが生々しい」「20歳ぐらいの女の子は全員キモいと思ってるらしいっす」といった発言で場を沸かせた一方、最終的に粗品から罰ゲームをくらっている。

 大柄で切れ味の鋭いツッコミを特徴しているものの、なぜか威圧感がなく周囲からイジられる町田。漫才のキャラクターに通じるところもあるが、町田の素の面白さが近くバラエティーで花開くのではないか。今年はM-1と併せて、その点にも注目したい。(お笑い研究家・鈴木旭)

  ◇  ◇  ◇

 昨年末のM-1グランプリでは「令和ロマン」のV2が大きな話題に…■関連記事【もっと読む】もぜひ! 惜しくも優勝を逃したものの、最終決戦に勝ち残った「バッテリィズ」にも注目だ。

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