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旧安倍派・長峯誠議員が参院政倫審で“爆弾発言”「これまでの証言に矛盾」「より違法性の高い行為」と派閥元幹部を糾弾

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月6日 9時26分

旧安倍派・長峯誠議員が参院政倫審で“爆弾発言”「これまでの証言に矛盾」「より違法性の高い行為」と派閥元幹部を糾弾

ついに旧安倍派議員からも…(C)日刊ゲンダイ

 これは何が何でも旧安倍派で会計責任者(当時)だった松本淳一郎元事務局長の参考人招致を実現させるべきだろう。

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、5日開かれた参院政治倫理審査会(政倫審)で、渦中の旧安倍派議員から“爆弾発言”が飛び出した。

 出席した長峯誠議員(55)がパーティー券の販売ノルマ超過分のキックバックについて、故・安倍晋三元首相が廃止を決めたにもかかわらず、同氏の死去後に再開された経緯について「今出ている証言を全て突き合わせると矛盾がある」と発言。あらためて幹部のさらなる説明が必要との認識を示したのだ。

 長峯氏は2020年に秘書からの報告でキックバックの仕組みを把握したと証言しつつも、「私も含めて責任があると思っているが、途中でやめた話を違法性の認識を持ちながら再開したのは、より違法性の高い行為だ」などと踏み込んだ。

 裏金事件を巡っては、衆院予算委員会で松本氏の参考人招致が51年ぶりに議決されたものの、松本氏は3日付の文書で「検察の事情聴取や、刑事裁判の法廷でも述べた通りであり、これ以上、申し上げることはございません」などと招致に応じない意向を示している。

 同委は4日の理事会で対応を協議し、安住淳委員長(立憲民主党)が再び出席を求める文書を出すことを決めたが、“震源地”となった旧安倍派議員からも「これまでの証言に矛盾がある」「違法性の認識を持ちながら再開したのは、より違法性の高い行為」などと糾弾する声を上げたのだから、これは見逃せないのではないか。

 石破政権発足後、参院政倫審に出席を希望したのは27人。うち5日までに弁明を終えたのは20人で、残りは7人。今後も“爆弾証言”が出てくる可能性がある。真相解明にはやはり松本氏の参考人招致か、応じない場合は証人喚問しかないだろう。

 野党は今こそ、少数野党に転じた自民党の悪行を白日の下にさらす時だ。

  ◇  ◇  ◇

 真相解明が進まない裏金事件。●関連記事【もっと読む】で『旧安倍派会計責任者は「証人喚問」しかない! 野党側に問われる自民裏金事件への本気度』【さらに読む】で『自民が裏金参考人招致に「大変遺憾」連発どの口が? ご都合主義で反発するお門違いの深刻度』を取り上げている。

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