岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月6日 11時23分
岩井明愛(左)、千怜(右)姉妹(C)日刊ゲンダイ
単なる偶然ではない。
日本勢12人が出場する6日開幕の米女子ツアー「ファウンダーズカップ」(米フロリダ州ブラデントンCC=6465ヤード・パー71)。開幕戦8位の竹田麗央に続き、山下美夢有、岩井明愛、千怜姉妹のツアールーキーも参戦するが、「新顔」たちは肝に銘じておくべきことがある。
新人たちを「狙い撃ち」しているともいわれるツアーの洗礼だ。米ツアーは男女ともプレーが非常に遅い。目をつけられた選手が所要時間(1打40秒)を超えるなどすれば、競技委員が計測を開始。さらに違反すれば罰金や罰打が科される。
昨年は稲見萌寧がツアー5戦目に2罰打を受け、河本結も2020年のデビュー戦は8位と好スタートを切ったが、最終日にホールアウトすると同伴者と一緒にスロープレーで5000ドル(当時約55万円)の罰金を取られた。
今年で米ツアー9年目を迎えた畑岡奈紗も、1年目には4試合目に2日連続で警告を受けている。
松山英樹も米ツアー本格参戦の前年、13年の全英3日目にホールアウト後にスロープレーで1罰打を受けたことがある。
ツアー関係者がこう言う。
「あの時の松山はプロ転向1年目。3日目は首位に迫るいいプレーをしていた。17番の第1打が深いフェスキュー(洋芝)の中へ入り、2打目を打つまでに2分以上もかかったのだが、あの状況でスロープレーと言われるのは嫌がらせのようなもの。日本選手はプレーは遅くはないが、松山のようにトラブルの時に計測されたり、同伴者のプレーが遅いと同罪にされる。特に新人には、プレーを早くする意識を持たせるのが狙いかもしれませんが、優勝を争っている時に警告を受けたり、スロープレーのペナルティーが原因で予選落ちしたら気分が悪いだけでなく、トラウマになる。その後のプレーのリズムにも影響します」
新人はよーく頭に入れておくべきだ。
◇ ◇ ◇
今季の米女子ツアーには13人もの日本人が参戦。彼女たちを待ち受けるのは「厳しい洗礼」や会場ごとに異なる芝生だけではない。テレビ解説者としても活躍するプロゴルファーの羽川豊氏が解説する「さらなる敵」とは、いったい何か。
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