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石丸伸二陣営が会見で露呈したグダグダ…都知事選の公選法違反疑惑で事務局長が“新証言”、買収の疑い強まる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月7日 11時22分

石丸伸二陣営が会見で露呈したグダグダ…都知事選の公選法違反疑惑で事務局長が“新証言”、買収の疑い強まる

徐々に雲行きが怪しくなり…(地域政党「再生の道」の石丸伸二代表)/(C)日刊ゲンダイ

 やっぱりポンコツだった。地域政党「再生の道」の石丸伸二代表が6日、都内で会見。この日、週刊文春が報じた昨年7月の都知事選で自身の陣営が公選法違反にあたる業務を発注した疑惑について釈明に追われた。

 夏の都議選に向けた候補公募の状況を説明するはずが、記者の質問は公選法疑惑に集中。石丸氏の発言も次第にトーンダウンし、ますます疑惑を深める始末だった。

 石丸氏は冒頭、“文春砲”に関する質疑応答に応じた。都知事選での決起集会のライブ配信を約97万円で業者に依頼したが、選挙運動への報酬の支払いを禁じた公選法に抵触するとの指摘が内部で上がり、発注をキャンセル。その後、キャンセル料として同額を支払い、業者スタッフはボランティアとして参加したと説明した。

 この段階で石丸氏は「(公選法に抵触するとは)現状は思っていません」と語る余裕ぶり。公募状況の説明に移ると、いつものように記者への逆質問を連発。矛先は日刊ゲンダイにも向かい、先月17日付の「“ポンコツ政党”化は避けられそうにない」との記事にネチネチとクレームをつけた。

■隠蔽の疑いまで浮上

 この冗舌が一変したのは、再び公選法疑惑の説明を始めてからだ。司会を務める再生の道の西岡直人事務局長がナント「その後の我々の調査で、キャンセル代として支払った機材費の中に人件費が計上されていることがわかった」と新たに証言。陣営関係者がキャンセル料の見積書から「人件費を外して欲しい」と業者に求め、機材費に変えたとも明かした。

 後出しジャンケンのような説明で、ますます報酬を払った買収の疑いが強まり、隠蔽疑惑まで浮上。石丸氏は「今の話を詳細に把握していなかった」と話すなど、情報伝達のオソマツさを露呈した。しかも、疑惑の見積書に関与した陣営関係者への聞き取りや、会見に臨むにあたりリーガルチェックもしていないというのだ。見事なまでのガバナンス不全で、グダグダというしかない。

 結局、石丸氏は「公選法に違反する恐れがあると思う」と前言を撤回。そのクセ、「選挙は自分の手の届く範囲でやるべきだと改めて思った」と謎の論点ずらしも炸裂させた。

 石丸氏は今後、当時の関係者に聞き取りをした上で、調査結果を公表するとしたが、その時期は「今のところメドがないというのが率直な読み」と語った。都議選よりも、自身の「再生の道」を考えた方がいい。

  ◇  ◇  ◇

 石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」の「“ポンコツ政党”化は避けられそうにない」については、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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