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“赤ベンツ不倫”広瀬めぐみ元参院議員は「秘書給与詐欺」認めるも…岩手県民を悩ますもう一つの頭痛のタネ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月8日 9時26分

“赤ベンツ不倫”広瀬めぐみ元参院議員は「秘書給与詐欺」認めるも…岩手県民を悩ますもう一つの頭痛のタネ

何やってんのか…(C)日刊ゲンダイ

「間違いございません」。公設第2秘書の給与など計約350万円を国からだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元参院議員広瀬めぐみ被告(58)の初公判が6日、東京地裁(石川貴司裁判長)であり、広瀬被告は起訴内容を認めた。

 検察側の冒頭陳述によると、広瀬被告は不在だった公設秘書の給与が手に入らないのは惜しいと思い、長女の名義を使おうとしたが、「違法だ」と夫らに反対され断念。公設第1秘書だった男性の妻の名義を借り、秘書給与を事務所の運営費のほか、飲食代や長女への小遣いなどに充てたという。

「政治活動にお金がかかり、私財を投じなければ事務所が回らない状況だった」

 広瀬被告は被告人質問でこう答え、「手口」については元国会議員の秘書らから聞いたという。弁護側は最終弁論で「悪質性の程度は低い」などと言っていたが、週刊誌などに報じられた記事を読む限り、どうみても「政治活動にお金がかかっていた」とは考えにくいだろう。

「週刊新潮」(新潮社)は昨年2月、広瀬被告が臨時国会開会中、議員会館から赤いベンツを自ら運転して東京・青山に向かい、サックス奏者を載せた後、都内ホテルへ直行した状況を詳述。翌日開かれた参院予算委員会では何度もあくびを繰り返し、終始眠たい様子だったとして「赤ベンツ不倫」と報道していたが、このだらしない姿の一体どこが「政治活動」なのか。

 さらに言えば、同誌が秘書給与を巡る疑惑を報じた際には、自身のホームページで「公設第2秘書に勤務実態はあった」などと反論。地元・盛岡市で開かれた後援会パーティーで、勤務実態のない男性の妻を秘書として紹介するなど「偽装工作」までしていたわけで、誰が考えても「悪質性が高い」だ。

 検察側は懲役2年6月を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて結審。判決期日は3月27日だ。2022年7月の参院選初当選時、「女性の柔らかな視点で政治を変える」と抱負を語りながら、「柔らかな視点」を自身に都合よく解釈して不倫に励み、揚げ句、秘書給与詐欺で起訴——という最悪の事態に至った広瀬被告。岩手県民は唖然茫然ではないか。

■岩手県民の憂鬱は終わらない?

 だが、有権者はまだ「一安心」とはいかないらしい。今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に向け、自民党の平野達男・元参院議員(70)が立候補を表明。平野氏といえば広瀬被告のほか、自民党和歌山県連が主催した「ハレンチ会合」に「党青年局長」の肩書きで出席したことが報じられ、昨年の衆院選で落選した藤原崇前議員(41・岩手3区)という2人の選対本部長を務めた人物だ。

 県民は「トホホ」という思いを繰り返さないためにも候補者をよく見定める必要がある。

  ◇  ◇  ◇

 醜聞だらけの自民党。●関連記事で《【もっと読む】無名の自民党参院議員だった広瀬めぐみを“主役”に押し上げた性欲と金銭欲》【さらに読む】《自民・広瀬めぐみ議員“3アウト”…観光気分のパリ視察、ラブホ不倫に続き詐欺容疑で家宅捜索》を取り上げている。

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