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あのイチローまでナゼ? 日本人メジャーリーガーが「大谷ネタ」に口が重くなる納得の理由

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月8日 9時26分

あのイチローまでナゼ? 日本人メジャーリーガーが「大谷ネタ」に口が重くなる納得の理由

イチロー(C)日刊ゲンダイ

 日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が7日、大手コンビニチェーンのセブン‐イレブン・ジャパンとMLBによるパートナーシップ契約会見に登場、同社が協賛する3月のドジャースとカブスによる日本開幕シリーズについて「ワールドシリーズチャンピオンを間近で見られるのはなかなかない。今後もあるかどうかの貴重な機会」とアピールした。

 両軍に所属する日本人選手について話が及び、司会者から各選手とのエピソードを求められたイチロー氏は、「山本(由伸)選手はオリックスの後輩。佐々木(朗希)選手は高校野球を見始めた頃の選手」と説明。「(カブスの)鈴木(誠也)選手は(同じ苗字の)鈴木だし、広島時代(自身と同じ背番号)51番。今永(昇太)投手はWBCの時、偶然練習場で会った。いろいろストーリーがある」などと饒舌に語ったが、大谷について振られると途端にトーンダウン。司会者から、渡米1年目の大谷から打撃について相談を受けたことについて水を向けられたが「ずいぶん昔の話。別に何を話したということはないです」と素っ気なかった。

 大谷に関して、言葉少なになるのはイチロー氏に限ったことではない。解説者や評論家はともかく、現役、ОB含めて日本人メジャーリーガーの多くは、大谷についてなかなか話したがらないのだ。昨年末、TBSの番組でイチロー氏と松井秀喜氏が対談した際、揃って大谷に関しては頑なに口を開こうとしなかったという。

 昨年12月、MLB主催の野球教室に指導者として参加した今永は本人が要望したのだろう。主催者を通じて、イベント終了後の囲み取材では「本イベント以外の質問はご遠慮下さい」と、報道陣に事前に通達。大谷やドジャースについての質問が飛ぶと「そのことについては、やめて下さい」と主催者が遮ったほどだった。

「イベントの場のみならず、普段の取材の場においても大谷の話題になると途端に口を重くなりがちなのは確かです」

 とは米特派員のひとり。

 日本人メジャーリーガーが大谷について口ごもるのはなぜなのか。CS放送などで大リーグ中継の解説を務める評論家の斉藤明雄氏はこう推察する。

「日米での実績が十分なイチローや松井でも、投打の二刀流を高いレベルでこなす大谷は異次元の存在と捉えているはずです。当然、二刀流の経験がないだけに、軽はずみなことは言わないよう、自重しているのでしょう。現役選手にしても、今永のように同じナ・リーグのライバル球団の選手に関して必要以上に話したくないし、そもそも同じメジャーリーガーである以上、他の選手に関して聞かれて面白いはずがない。今や時の人である大谷について軽々しくコメントすることで、SNSなどで炎上するのを避けたい面もあるのではないか」

 なるほど、大谷の話題がタブー視されるのも無理はない。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、イチローと大谷翔平はどちらも天才として知られるが、2人には「決定的な違い」がある。いったいどういうことか。何が、どう違うのか。

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