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巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月8日 9時26分

巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

ライデル・マルティネス(C)日刊ゲンダイ

 新助っ人がベールを脱いだ。

 中日から巨人に移籍したライデル・マルティネス(28)が7日、宮崎キャンプで初めてブルペン入り。捕手の岸田を座らせて直球、スライダー、フォーク、シンカーを30球投げ込んだ。

 昨季まで通算166セーブをマーク。年俸12億円、4年総額50億円以上の超大型契約で巨人入りした。投球を見守った阿部監督は「とんでもねえな」と驚き、「フォークは遠目に見ても分かるくらい落ちていたね」とニンマリである。

 絶対的守護神として期待される剛腕は、古巣との違いについて「中日は暖かい沖縄、巨人は寒い宮崎ということ」と苦笑い。この日は寒風が吹きすさぶ中でのブルペン入りに、「中日の時はキャンプ2週目に投げていたから、1週間早い。仕上がりは80%。巨人に来たからではなくて、あくまで状態がいいから」と調子の良さをアピールした。

 中南米野球に詳しい関係者はこう言う。

「『オフは毎日練習をやっていた』と胸を張ったライデルは、ラテン系の明るさを持ちつつも、マジメな性格。寒い宮崎でわざわざブルペンに入ったのは、大型契約を結んだ自覚の表れでしょう。加えてライデルは、自分やチームのためだけでなく、母国のキューバのためにも大型契約を全うしなければいけない。年俸12億円のうち、キューバ政府の取り分は約20%ほどといわれる。4年間で9億6000万円ですからね。故障などで契約が全うできなければ母国にも迷惑をかける。それを避けたいのです」

 マジメといえば、入団会見では黒髪に染め、球団旗と同じえんじ色のネクタイも着用。「まるで日本人みたい」と関係者を驚かせた。

 キャンプ休日の5日には、同じ1996年生まれの岡本和、岸田、船迫らの食事会に参加し、意気投合。岸田は「めっちゃいいやつ」と人柄に惚れ込んだ様子だった。

「会ではイカゲソを勧められ、始めは『食べたくない』と断ったけど、『岡本が言うなら』とイヤイヤ口にしたら『おいしい』とパクパク食べていた。チームリーダーの岡本をに言われたから食べるところも、しおらしい(笑)。食事代を払おうとして止められたり、タクシー代を払ったり、チームに溶け込もうという意欲は見えます」(チーム関係者)

 マジメさと人柄の良さで重圧を跳ね除け、50億円契約を全うできるか。

  ◇  ◇  ◇

 そんなマルティネスの起用法について、評論家の権藤博氏は日刊ゲンダイの連載で「私が巨人の監督なら、八回・マルティネス、九回・大勢で行く。格からして当然だ」と語っている。いったいどういうことか。なぜ大勢の方が「格上」なのか。その真意とはーー。

●関連記事【特別公開】…では、それらについて詳しく報じている。

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