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石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月8日 15時3分

石丸伸二陣営に都知事選での公選法違反疑惑…矢面に立たされた渦中の「T氏」の正体と釈明

石丸伸二氏は西岡直人事務局長(右奥)/(C)日刊ゲンダイ

 疑惑まみれの兵庫県知事選をめぐり、大きな動きがあった。

 再選した斎藤元彦知事側から選挙運動の対価として報酬を受け取った疑いがあるとして、神戸地検と県警は7日、PR会社「メルチュ」の事務所など複数の関係先を家宅捜索。投稿サイトで「広報全般を任せていただいた」と手腕をアピールした折田楓代表の自宅もガサ入れを食らった。公職選挙法違反(被買収)容疑だ。昨年7月の東京都知事選で次点となった石丸伸二氏(42)陣営でも酷似の疑惑が浮上。首筋の寒い輩が東西にウヨウヨしている。

 地域政党「再生の道」を立ち上げ、夏の都議選に挑む石丸氏をめぐっては、週刊文春が公選法違反(買収)疑惑を特報。都知事選の決起集会ライブ配信を業者に有償で依頼し、直前に解約手配をしたものの、「キャンセル料」として当初の見積額とほぼ同額の約98万円を支払い、業務を請け負わせた疑いがもたれている。人件費の支払いはウグイス嬢などの一部を除けば違法。主導したのは陣営で「候補者付き」として活動していたT氏だという。

 6日の会見冒頭で石丸氏は配信について、業者スタッフによる「ボランティア」としたが、説明は二転三転した。知事選の選対幹部を担い、会見を進行した党事務局長の西岡直人氏は、業者から取り寄せた計3通の見積書の2通目まで人件費が計上されていたと発言。「T氏が」「T氏から」を連発し、「特に(選対での)肩書はなかった」というT氏の「独断専行だと考えている」と石丸氏と自身の無関与を強調した。

■都知事選では臨時マネジャーなど3役を兼務

 渦中のT氏は小規模出版社の代表。知事選直後に石丸氏が上梓した著書を手がけた出版プロデューサーだ。日刊ゲンダイは昨年8月にT氏を取材。その際、異業種交流会トップの紹介で1月に石丸氏と初接触したと言い、選挙戦での役割についてこう話していた。

「選対本部で臨時マネジャーみたいな役割をさせていただき、随行班のリーダーもやっていたので石丸さんとはほぼフルで一緒にいました。本人の希望を(選対に)伝える役目は私の方でやったり。IT部隊にも入った。臨時マネジャー兼随行班リーダー兼IT部隊の一員みたいな感じでやってました」

 うのみにすれば三面六臂の活躍。石丸氏をトップとする陣営の意思決定機関とはツーカーだったと受け取れる。疑惑の矢面に立たされたT氏は何を思うのか。

 携帯電話を複数回鳴らすも留守電に切り替わるため、ショートメッセージを送ると、こう返信があった。

「次の記者会見に同席する予定ですので、そこでご質問ください!」

「なる早で準備を進めていると聞いています」

 石丸氏、西岡氏、T氏がそろって釈明するようだ。疑惑を払拭し、党名にふさわしい再生の道を歩めるのか。

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