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大谷「投打隔年プラン」いよいよ現実味増す…あのボンズまで二刀流挑戦に難色「限度を超えている」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月9日 9時26分

大谷「投打隔年プラン」いよいよ現実味増す…あのボンズまで二刀流挑戦に難色「限度を超えている」

大谷翔平(C)共同通信社

 日本時間12日のキャンプインに向け、投打とも順調な調整を続けている大谷翔平(30=ドジャース)。

 今季は2年ぶりに投手として復帰するが、DHに専念すべきという声が上がっている。史上最多の762本塁打を放ったバリー・ボンズ(60)が米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」でこう言っているのだ。

「彼(大谷)はDHに専念して、ベストの結果を出せる役割に徹するべきだ。打者としてチームにもたらすものは大きいし、それをなぜ、変えなければならないのか。二刀流は彼を疲弊させるし、限度を超えていると思う」

 実際、二刀流でフル回転した23年は、たびたび痙攣に悩まされた揚げ句、右肘靱帯を損傷し、右脇腹も痛めた。シーズン終了を待たずに2度目の右肘靱帯修復手術を余儀なくされた。まさに「限度を超えている」からで、ボンズの指摘はある意味、もっともなのだ。

 しかし、本人は投げるのが好きだし、投手もやりたい。ドジャースにとっても、大谷の二刀流は大きな売りになる。ボンズは「二刀流をやるなら、リリーフだろう。球は速いし、優れたスライダーもあり、スプリットもいい。1、2イニング投げるなら」とも言っているが、大谷は先発にこだわりがある。

 二刀流のフル回転が限界ならば、1年おきに投打を交互にやる方法もあるものの、丸々1年、まったく投げずに翌年、投手に専念するというのは現実的ではない。

 だとすれば、1年置きで投打のどちらかに軸足を置いた二刀流がベストではないか。本人は次に右肘靱帯を損傷したら投手断念を示唆しているから、投手寿命も長持ちさせる意味でもプラスだ。

 今季は手術明けのため、否応にも投球イニングが制限される。結果として野手に軸足を置くことになるが、手術明け2年目となる来季は投手としての期待が大きく投手中心に。再来年は野手中心というサイクルで、投手と野手、隔年でどちらかに軸足を置く形式なら、二刀流のフル回転よりはるかに負担は少ない。

「大谷は打者として本塁打王2度に打点王も獲得した。けれども、投手としてはいまだ無冠。頂点を極めてはいません。最も名誉なサイ・ヤング賞の記者投票も15勝した22年の4位が最高です。投手として頂点を極めたいという気持ちは大谷の中にあると思いますね」(特派員のひとり)

 野手に軸足を置いた翌年は、投手としてフレッシュな状態で臨める。投手のタイトルにグンと近付くのではないか。

 そんな大谷が今季は開幕から二刀流登録で臨めることになった。二刀流登録の資格を満たす対象期間が「前年」から「過去2年」に変わったからだ。これまでのルールであれば、前年に1球も投げていない大谷は開幕から投手登録する以外なかった。それによって投手は大谷以外に12人しか登録できなかったが、開幕から二刀流登録が可能な今年は大谷とは別に投手を13人登録できることになった。ドジャースにとっても、ワールドシリーズ連覇を目指す大谷にとっても大きなメリットだ。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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