40歳以上の20人に1人が発症する「緑内障」…3つのよくある間違い
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月11日 9時26分
「レーザー治療や手術を受けても、眼圧が上がれば点眼薬の治療が再開されます。手術後の定期検診は欠かせませんし、『眼圧を下げる手術を受けたので、治った』は間違いです」
緑内障疑いで精密検査を受けた。異常なしだったので、緑内障ではないと安心した──。これも間違った知識になりかねない。
「その時の検査では緑内障が否定されても、次の検査ではどうなるかわからない。緑内障疑いと一度指摘されたら、リスクが高いと考え、年に1回は眼科検診を受けることを強くお勧めします」
緑内障は適切なタイミングで治療を開始し、継続すれば、生きている間「見える目」を保てることも多くなってきた。重要なのは、正しい知識を持つことなのだ。
■子供の近視がもたらすリスク
岩瀬院長は、2000~01年に岐阜県多治見市で行われた緑内障に関する大規模疫学調査「多治見スタディ」の現場責任医師を務めた。同調査で明らかになった「40歳以上の20人に1人」「9割が無自覚」という結果は、世界中の眼科医に衝撃を与えた。
「緑内障のリスク因子の一つに強度近視があります。スマホやタブレット端末の普及で子供の近視が増えています。多治見スタディからすでに25年近く経っています。今の子供たちが40歳代になった頃には『20人に1人』以上に有病率が高くなっている可能性があります」(岩瀬院長)
子供の将来の緑内障リスクを考えるなら、近視にならない対策を親子で講じるべきだ。
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