松田龍平は両親のイイトコ取り？「東京サラダボウル」“アリキーノ”に沼るファン増殖のワケ

ミステリアスな魅力（Ｃ）日刊ゲンダイ

　松田龍平（41＝写真）と、2月10日に30歳の誕生日を迎えた奈緒がダブル主演するNHKドラマ10「東京サラダボウル」（総合では火曜夜10時）。原作は、人気漫画「クロサギ」の作者である黒丸氏の「東京サラダボウル －国際捜査事件簿－」だ。

　どこかワケありな警視庁の中国語通訳人・有木野（松田）と、緑色のヘアカラーが印象的な国際捜査係の警察官・鴻田（奈緒）のコンビが、新宿を舞台にさまざまな事件を解決していく……というお話。レビューサイトFilmarksの評価では、5点満点で3.8（11日現在）だ。

「評価が低いというわけじゃないんですけど、ドラマの内容が外国人雇用などを描いているため、《説教くさい》《プロバガンダ》などと斜に構えた見方をしている人が低い点数をつけている。それで、思ったより評価が伸びないという印象ですね。ですが、SNSでは《考えさせられる》《毎回アッと言う間に見終わってしまう》などなど、内容を高く評価する声の方が圧倒的に多いように思います」（エンタメサイト編集者）

　松田と奈緒についても《どんどんいいコンビになってきてる！》と視聴者の反応は上々だ。

「奈緒さんは前クールの『あのクズを殴ってやりたいんだ』（TBS）ではハードなボクシングのトレーニングを実際にこなしていた。かと思えば、今期はレタスカラーのヘアスタイルでまったく違う演技を見せており、さすがは実力派。また、このドラマは、松田さんの有木野こと“アリキーノ”がめちゃくちゃ素敵なんです。すでに“アリキーノ沼”にハマっている人も多いようですね」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

　ぐいぐいと距離を縮めて有木野と仲良くなろうとする鴻田に対して、基本“塩対応”な有木野。無表情で味気ない話し方だが、弱っている人、悩んでいる人には突然優しさを見せる。アリキーノには《カッコよすぎる》《松田龍平見たさで視聴してます》なんて“推し”の声がかなり多い。

「謎多きキャラで、それを気負わず淡々と演じているのがまたいい。言わずもがなですが、龍平さんのお父さんは昭和の名優・松田優作さん。龍平・翔太兄弟は、龍平さんの方がデビュー当時から《お父さんにそっくり》と言われ続けてきました。でも、龍平さんが40代に入ってからぐらいでしょうか。ふとした表情がお母さまの松田美由紀さんにもよく似てきたように思うんですよね」（山下真夏氏）