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石破首相はヨイショまみれ日米首脳会談を自画自賛…“石破構文封印”のドヤ顔に野党議員「日本の国会でもそうすべき」と冷ややか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月12日 15時32分

石破首相はヨイショまみれ日米首脳会談を自画自賛…“石破構文封印”のドヤ顔に野党議員「日本の国会でもそうすべき」と冷ややか

媚びへつらい…(C)ロイター

「NOと言ってしまうと話が全部ぶち壊れる」「否定されることが大嫌いだというので否定はしない。『石破構文』風にグダグダも言わない」

 7日午前(日本時間8日未明)に行われた日米首脳会談を振り返り、9日の日本テレビの番組でこうドヤ顔だった石破茂首相(67)。トランプ大統領(78)と個別に会談したことがある麻生太郎元首相(84)から、「トランプ氏には結論から言わなければ駄目だ」とアドバイスされたのをはじめ、事前に同氏の性格や言動を分析するなどして対策を講じたという。

 首脳会談は通常、互いの国の立場や事情を説明したり、首脳同士が個人的に緊密関係を築いたりする場だが、石破氏の説明通りであれば、今回の会談は、まるで入学、入社試験に臨んだ学生や社会人のよう。なぜ、そこまでして米国に揉み手ですり寄る必要があるのか。「乗り切った」というよりも、親分と子分の主従関係を各国に明確に示したかのような隷属ぶりだった。

 日本の宰相の姿としては情けない限りだが、野党議員からはこんな声もあるという。

「回りくどくグダグダな『石破構文』は使わない。聞かれたことに対して結論から言う。これは何もトランプ氏との首脳会談に限ったことではなく、日本の国会答弁でもそうするべきでしょう。なぜ、米国大統領に対してはそれが出来て、日本の国会議員の質問に対しては出来ないのか。今後の予算委員会などでは、野党議員から石破首相に対して『石破構文を使うな』『結論から言って』とヤジが飛ぶ場面があるでしょうね」(野党議員秘書)

■「仮定の御質問にはお答えしかねる」という言葉はアドリブというよりも口癖に近い

 日米首脳会談後の共同会見で、米国の記者から「トランプ大統領は『関税男』で知られる。米国がもし日本に関税をかけるとすれば、報復関税を行うか」と問われた石破氏は「仮定の質問にはお答えしかねます、というのが、日本のだいたいの定番の国会答弁でございます」と答え、トランプ氏が「ベリー・グッド・アンサー」を連発する場面があった。

 9日のNHK「日曜討論」で、この会見を振り返った石破氏は「これ(この質問)は、あんまり想定していなかったですね」「まあ、本当に定番なので『仮定の質問にはお答えできません』ということになるわけです。実際にその通りなんで」と、これまたドヤ顔だったが、過去の国会答弁でも石破氏は「仮定の御質問にはお答えしかねる」という言葉を多用しており、アドリブというよりも口癖に近いと言っていいだろう。

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