府議会でも質問なし 公明党「森友問題」徹底スルーの異様

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年3月12日 9時26分

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石井国交相も事務的すぎる対応(C)日刊ゲンダイ

 参考人招致反対だけじゃない。森友問題で、なぜか“スルー”を貫いているのが公明党だ。

 例えば、籠池理事長の“補助金詐欺”が発覚した時も、石井啓一国交相は「大阪府とも情報交換し、事実関係を調査するよう指示した」と極めて事務的な対応だった。現国会で森友問題を取り上げた公明議員もゼロ。それどころか、豊中市出身の石川博崇参院議員は民進党にこんな苦言をツイートしている。

〈国民の皆様から頂いてる貴重な審議時間をどう使うかは各党の全くの自由ですが、本日、民進党はこの問題(森友問題)を続けて追求(原文ママ)。真に国民の為の質疑であるか、皆様の厳正な審判を仰ぎたい〉

 大阪府議会の公明の態度も異様だ。3月1日から開会中の府議会では、大阪維新の会や自民党が森友問題の質問を知事にぶつけている。ところが、公明議員は質問した4人全員がまったく触れず、3日に公明のトップバッターで質問した八重樫善幸府議は、28項目・50問近く質問したのに、森友関連は、1問もなかった。八重樫府議は豊中市選出だ。支持者は小学校建設に関心が高いはずなのに、なぜ森友問題に触れなかったのか。八重樫府議はこう言った。

「森友学園への認可の問題は毎日毎日、争点が変わっている。議会で取り上げるより、独立した私学審でしっかり議論すべきだと考えました。私学審には公明党の議員も入っていますから」

■第2次安倍内閣以来、国交相は公明独占

 国でも大阪府でも逃げ腰が目立つ公明だが、支持母体・創価学会の会員からは不満がくすぶっているという。ジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「庶民には信じられないような多くの問題が浮上しているのに、真相解明に消極的な党の態度に末端の学会員はカンカンです。5日の森友問題の国会前集会には、(創価学会の)三色旗を持った学会員の姿もありました。そもそも、在日の人を攻撃する国粋主義の籠池氏は、公明党の理念にはなじまない。それに創価学会の牧口常三郎初代会長は伊勢神宮の神札を祭ることを拒否し、治安維持法で検挙され、獄死している。不当な方法で進める神道の小学校建設をどうして党幹部はかばうのか。学会員は不信感を募らせています」

 2012年、安倍政権が誕生して以来、国交相のポストは公明が独占。籠池氏の国有地購入プロセスで、国側のトップは一貫して公明の大臣だ。森友問題を避けて通ろうとする姿勢に、学会員や国民が疑問を感じるのは当然だ。

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