制球力は黒田並み 巨人・菅野智之に「7年100億円」の評価

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年3月20日 9時26分

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海外FA権取得は2022年オフ(C)日刊ゲンダイ

「日本では大谷翔平(日本ハム)に次ぐレベルの先発投手であることは間違いない」

 ア・リーグ球団のスカウト幹部がこう言った。鋭い視線の先には侍ジャパンのエース菅野智之(27・巨人)がいた。8日のオーストラリア戦でのことだ。そのスカウト幹部が言う。

「ただし課題はある。まず、スプリット、チェンジアップというタテに落ちて打者のタイミングを外す球の精度を上げること。右打者の内角を攻めるワンシームもまだまだ向上の余地がある。現在、メジャーでプレーしている日本人の先発投手はダルビッシュ(レンジャーズ)、田中(ヤンキース)、岩隈(マリナーズ)、前田(ドジャース)の4人。彼らはスプリット、チェンジアップのどちらかを武器にしている。菅野はスライダーに自信を持っているようだが、それに頼りすぎると、打者はストレートとスライダーのどちらかに球種を絞ればよくなる。それではメジャーでは通用しない。さらなる成長を期待したい」

 別のメジャースカウトは、前出のスカウトと同様の課題を指摘した上で、「黒田博樹と同じくらいの活躍ができるポテンシャルは秘めている」と、こう言った。

「菅野は黒田と投球スタイルがよく似ている。制球が良く、ベースの左右高低を使って投げられる。しかもクレバーだ。日本で投げている時は視野が広い。ゲームの状況を見ながら配球し、調子に応じて主体にする球を決めている。走者を出した時は三塁コーチャーのサインを見る余裕がある。自分の実力以上のものが出せるのではないか。15年に痛めた右肘の状態は気になるが、体の強さ、大きさは黒田以上。巨人は入札制度によるメジャー移籍を認めていないから、海を渡るのは早くても海外FA権を取得する22年オフだが、楽しみな投手だ」

 黒田はドジャース、ヤンキースの7年間で100億円近く稼いだ。菅野にも同等の価値があるということか。


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