マネーゲーム化で大人気 東芝株の「買い時」と「売り時」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年3月21日 9時26分

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市場のオモチャに…(C)日刊ゲンダイ

 東芝株が大人気だ。17日の出来高は2億3700万株を超え、ダントツだった。2位のみずほFGに倍以上の差を付けている。

「東芝の経営がどうなるかは、もはや二の次、三の次です。連日のようにニュースが飛び出すので、株価の値動きが激しい。完全にマネーゲーム化しています」(市場関係者)

 昨年12月上旬に450円前後だった株価は、1月に200円台まで下落。その後は、流れるニュースによって上がったり下がったりの繰り返しだ。「決算発表の再延期」で190円台に下落したかと思えば、翌日は「米原発子会社のウェスチングハウス(WH)切り離し」が好材料となり猛反発した。

「乱高下が続くので、もうけのチャンスがゴロゴロしています。ここへきて公的資金の投入だとか、米WHに絡み米商務長官が東芝の経営に懸念を示すといった報道も出てきました。この先も株価を左右する材料にコト欠かないでしょうから、株価は激動です」(証券アナリスト)

 昨年来高値は475円(16年12月)、安値は155円(16年2月)だ。17日終値は190・1円だった。今は買いか、それとも……。

「短期勝負が原則ですが、株価は250円水準まで戻るだろうと判断しています。日米の政府関係者が水面下で東芝や米WHについて話し合っています。こうなると東芝の経営破綻は予想しにくい。かといって、成長戦略も見えてこない。株価250円が手放すタイミングでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 現状の200円割れは「買い」ということになるが、東芝は上場廃止の恐れがある「監理銘柄」に指定された。

「ここまで追い込まれた東芝は一度、100円を割り込むとみています。メガバンクのみずほFGですら経営危機にさらされたときに98円をつけました」(経済評論家の杉村富生氏)

 台湾の鴻海に買収されたシャープは87円、パナソニック傘下となった三洋電機は80円まで下落したことがある。

 東芝株で潤うには100円割れで「買い」、250円で「売る」が最適な投資方法かもしれない。

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