独立3人にキムタク&中居も 元SMAPの急務は“脱アイドル”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年9月14日 9時26分

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脱アイドルはかくも難しい(写真はジャニーズ事務所)/(C)日刊ゲンダイ

 草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)、香取慎吾(40)がジャニーズ事務所を退社。今後の3人に注目が集まっている。

「結婚」という気の早い報道もあるが、やはり気になるのは仕事――。

 当初、SMAPの実質的な育ての親、I女史との合流話が喧伝されていたが、「あからさまな合流はジャニーズを刺激する。また、仕事が後輩たちとバッティングしないことが優先される」というのが業界内の声。仕事はしばらく現状維持となり、当面は事務所に所属せずに仕事の窓口は弁護士が就くとみられている。

 期せずして3人が辞める8日。スポーツ紙には前日から公演が始まったジャニーズJr総勢82人の記事が大々的に報じられた。

 次代を背負う前途洋々の後輩と、今後が不透明な去り行く先輩の対比のようにも見えたが、それはジャニーズの歴史が如実に物語っている。改めて言うまでもなく、ジャニーズを退社したアイドルで今も一線で活躍している人は少ない。司会業の薬丸裕英と俳優の本木雅弘ぐらいしかいない。アイドルからの脱却がいかに難しいかである。

 先月、TOKIOのメンバーが「俺たち、アイドルはとっくに卒業していますからね」語っていた。アイドルかどうかの線引きは難しいが、彼らの大半を占める女性ファンがアイドルグループとして応援している以上、本人たちにアイドル意識がなくても、客観的にみれば世間もアイドルとして認識する。

 自分たちの都合で脱アイドルはできないのが現実。そもそもアイドルは卒業宣言するものではなく、仕事で見せるしかない世界。仕事で「いい役者」と従来の女性ファン以外の人の支持を多く得るかにある。結婚後、福山雅治が男性限定のライブを開催したり、新ジャンルの映画に挑戦したのも、新たなファン獲得を狙った一環だろう。

 草なぎら3人だけでなく、木村拓哉・中居正広も脱アイドルがまずは急務。そこから活動の場も広がる。一説には草なぎらはI女史のもと、中国を活動の場にする話もあったが、本腰を入れて進出はないだろう。米国進出なら芸能界でもステップアップだが、東南アジアは日本での活躍があって、その延長での活動という位置づけ。

 5人は同じ日本の土俵で競ってこそ関心度も増す。同時にどのジャンルに進むにしても成功が求められる宿命も背負う。国民的なアイドル・SMAPをもってしても、ジャニーズを退社した人は「うまくいかない」と言われないためにも――。
(二田一比古/ジャーナリスト)

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