吉田も輩出の名門蹴り 18歳・須崎優衣「早大入り」の勝算

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年10月13日 12時8分

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吉田を前に登坂(右)とスパークリングする須崎(C)日刊ゲンダイ

 女子レスリング日本代表が12日、ワールドカップ(12月・ロシア)に向けた合宿を公開。

 同大会は国別対抗の団体戦で行われ、女子48キロ級には8月の世界選手権(パリ)で金メダルを獲得した須崎優衣(18=安部学院高3年)が代表入り。この日の練習では、来季から導入される新階級の50キロ級で最大のライバルとなる、リオ五輪金メダルの登坂絵莉(24)と実戦さながらのスパーリングで汗を流した。

 須崎は来春から早大に進学し、東京・北区のナショナルトレセン(NTC)を拠点に練習を重ね、東京五輪出場を目指す。

 女子の有力選手は、吉田沙保里や伊調馨ら多くの金メダリストを輩出した至学館大学(愛知県大府市)に進むのが一般的。須崎は女子レスリングの名門の誘いを蹴って、あえて早大を選んだ理由を「東京五輪で金メダルを取るためには関東でやる方がいい。NTCにも近いし、ライバルとなる選手のことを考えたら、こっちの方がいいと考えました」と説明した。

 須崎は至学館大で腕を磨くよりも、同大を拠点にする登坂と距離を置いて手の内を隠すことにしたわけだ。

■「負けない自信はあります」

 須崎が練習場所に選んだNTCでも十分にレベルアップは可能。豊富なトレーニング施設はもちろん、専門家による栄養指導を受けられる上に、練習相手にも困らない。NTCでは須崎の後輩でもあるJOCエリートアカデミーの選手たちが汗を流しており、練習の質、量とも確保できるからだ。

 東京を拠点にすれば、男子の強豪である自衛隊体育学校や拓殖大の選手とのスパーリングで、日常的に強化も図れる。自分より上背もあり、体重もある男子を相手に練習すれば、かつての伊調がそうだったように、パワーとスタミナも養える。

 自身の進路選択を確信しているのだろう。須崎は「自分も十分に練習しているので、負けない自信はあります」とキッパリと言い切った。

 至学館大の副学長でもある「霊長類最強の女」吉田沙保里に“ケンカを売った”須崎の選択は果たして。

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