小池氏が希望代表辞任も…選挙苦戦の“元凶”に冷たい視線

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年11月15日 15時3分

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縁を斬らなかった(右は玉木新代表)/(C)日刊ゲンダイ

 大敗した衆院選後に「創業者の責任がある」として、希望の党代表を続けてきた小池百合子都知事。14日、党の両院議員総会では玉木雄一郎議員が共同代表に就任する一方で、小池知事は突然の代表辞任を表明した。惨敗した衆院選に続き、12日の葛飾区議選でも都民ファーストの会は公認5人中4人が落選。もはや誰の目から見ても求心力の低下は明らかで、都知事辞任の可能性すらささやかれ始めた。

「必要なお手伝いはさせていただく」。小池知事は両院議員総会でこう言い、特別顧問などの形で党への関与を続ける意向を示したが、会場はしらけムードに包まれていた。

「そりゃあそうですよ。小池さんに比例優遇されて当選した中山成彬さんや井上一徳さんは恩を感じているでしょうが、多くの議員は小池さんの『排除します』という大逆風を選挙でモロに受けたのですからね。小池さんの顔は苦戦の元凶として心に刻まれているでしょう。代表辞任を言いつつ特別顧問で残る、というのも『希望の党のお金目当てではないか』とみられています」(希望の党関係者)

■都政停滞なら知事職放棄も

 小池知事は足元の都政を見ても、豊洲市場の土壌汚染対策の工事は入札不調続きだし、IOC(国際オリンピック委員会)から「10億ドル削減可能」と指摘された東京五輪の経費問題もほとんど進んでいないのが実情だ。

 小池都政の取材を続けるジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「都政に専念して一つ一つ問題をクリアすれば、小池知事の復活はあるかもしれません。しかし、都政を踏み台にして国政をうかがい、大敗して首相の目がなくなると、総括もせず代表から手を引く。そんな行動を見れば、地に足をつけて都政に取り組むのか疑問です。都は解決が難しい問題ばかりを抱えている。小池知事が本気で取り組んだとしても、結果が出ないことも十分あります。その場合、任期途中で都知事を投げ出すこともあるでしょう」

 小池知事と連携してきた都議会公明党の東村邦浩幹事長は14日、「小池氏は都政を踏み台にした」として、協力関係を見直す考えを示した。都民ファースト単独では過半数に及ばず、小池知事の議会運営は、にっちもさっちもいかなくなりそうだ。国政に続いて都政も投げ出す日は近いかもしれない。

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