阪神ドラ2高橋遥人 子供5人を育て上げた“脱サラ”父の教え

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年11月15日 15時9分

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5人きょうだい全員が180センチ以上(C)日刊ゲンダイ

 高橋遥人(投手・22歳・亜大)は父・智太郎さん(57)と母・朱美さん(56)との間に、5人きょうだい(4男1女)の次男として生まれた。小学3年で地元の西奈少年野球スポーツ少年団に入団。自転車のカゴにグラブとバットを入れて練習場に通った。学校の休日は早朝から夜まで野球漬けだった。

「遥人に言ったのは『やる以上はレギュラーになれ。人よりたくさん練習しろ』と。一生懸命やるなら応援はするが、いいかげんにやるようなら辞めろというスタンスでした」(智太郎さん)

 5人の子どもたちは皆、身長が180センチ以上あり、「180センチの遥人は小さい方」(智太郎さん)という。智太郎さんは身長180センチほど、朱美さんも170センチ以上あるというから、恵まれた体は両親の遺伝子を受け継いだのだろう。

 高橋を含め、きょうだい全員がスポーツをやっている。高橋の兄はすでに就職しているが、今年から関西の大学に進学した妹はバスケットボール、2人の弟(高3、高1)も野球部だ。智太郎さんは子どもたちの試合があると、仕事の合間を見つけて応援に出掛けるが、練習や試合のための送り迎えは、朱美さんがほぼ担当した。

 体重78キロの高橋は太りづらい体質で、常葉橘高時代は65キロほどで線が細かった。当時の黒沢学監督(現常葉菊川高野球部長)は言う。

「『食うトレ』といって、部員全員が夕食で白飯1キロ食べることを目標にしていましたが、彼は700グラムくらいしか食べられなかった。ご飯を口にため込む姿はリスのようでした」

■中古車屋を営む父「野球選手は個人商店」

 父・智太郎さんは自動車工業高(現静岡北高)時代、野球部に所属。1年のとき、3年先輩で法大に進学していた袴田英利(元ロッテ)が江川卓(元巨人)を連れて来たことがあった。投球練習の物凄いストレートに仰天。「先輩から江川さんのサインもらってこい、と言われてまとめてサインを書いてもらいました。同じ年に銚子商(千葉)との練習試合で当時3年生だった篠塚和典さん(元巨人)とも対戦。小さい体なのにリストが強く、本塁打を2本打った。そのときもサインをもらう係でした」と懐かしそうに振り返る。2年後輩にはのちに広島にドラフト外で入団する長嶋清幸(現中日コーチ)がいた。高校時代は一緒によく遊んだそうだ。

 智太郎さんはいま、静岡で中古車屋を営む。高校卒業後、大手自動車会社の販売店に就職。営業マンを務め、30代前半で一念発起して独立した。

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