被害者なのに姿見せず 貴乃花親方が渦中の貴ノ岩“軟禁”か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年11月19日 9時26分

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日本中から疑惑の目が向けられている(C)日刊ゲンダイ

 次から次に新事実が明らかになってくる。

 警察の捜査が本格化するなど、新展開を迎えている「日馬富士ビール瓶殴打事件」。当の横綱は16日の夜に帰京し、昨17日の午後から国技館で鳥取県警の事情聴取を受けた。関係者によると本人は「ビンでは殴っていない」と証言したという。師匠の伊勢ケ浜親方は協会を通じ、「本人は暴行の事実を素直に認めており、今後も全て包み隠さず明らかにし、捜査及び調査には全面的に協力していくこととしております」とコメントを出した。

 相撲協会の危機管理委員会はこの日、診断書に関して新たな発表を行った。

 貴乃花親方(45)は去る13日、貴ノ岩(27)の休場について、「頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」などと記された医師の診断書を相撲協会に提出。しかし、貴ノ岩は暴行を受けた直後も変わった様子もなく巡業に参加していた。

 そこで危機管理委員会は診断書を書いた福岡市内の病院の医師に、診断根拠を確認。すると、以下のようなことがわかった。

■貴ノ岩を宿舎から一歩も出さず

 まず、骨折、髄液漏れはともに「疑い」という程度。CTスキャンでは骨折線とおぼしき線はあったものの、これはもともと存在している頭蓋骨の縫合線、あるいは過去の衝撃などで生じた可能性があり、今回の暴行事件との因果関係は不明とし、髄液漏れについては、あくまで「可能性はゼロではない」というだけで、実際に髄液が漏れた事実は認められなかった。

 全治2週間というのも、ケガを負ったとされる先月26日から退院した今月9日までの期間。退院後の状態は安定しており、医師によれば「相撲を取ることに支障はない。重傷であるかのように報道されて驚いた」という。

 さらに17日付の朝日新聞によれば、実は診断書は2枚あり、協会に提出したのは前記のもの。被害届とともに鳥取県警に提出した診断書には骨折などの記述はなく、ケガの内容も軽いものだったという。

 こうなると、いよいよ貴乃花親方に向けられる疑惑は増す。巡業部長でありながら、協会への報告より先に警察に被害届を出すなど、相撲協会理事および巡業部長として不可解な行動が指摘されていた。去る3日の協会のヒアリングには「貴ノ岩は階段で転んだ。詳細はよくわからない」と言いつつ、事件発覚後の事情聴取には「ビール瓶で殴られた」と言を翻している。

 そもそも事件をスクープしたスポーツニッポンは、自身が評論家を務めるスポーツ紙だ。執拗に騒ぎを大きくしようとしているかのようで、疑惑は膨らむばかり。ワイドショーやニュースも盛んに貴乃花親方の“矛盾”を報じており、当初とは風向きが変わってきた。

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