全治2週間が「3カ月」に…貴ノ岩の休場に“疑惑の診断書”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年1月14日 9時26分

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初場所を休場する貴ノ岩(C)共同通信社

 一体、この2カ月間で何があったのか。

 14日初日の大相撲1月場所を休場する貴ノ岩(27)の診断書が、12日に公表された。

 診断書によれば、「平成29年10月26日、頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣炎痕あり。繰り返す頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要があり、上記により、平成30年1月の就業は困難であると考える」とある。

 10月26日といえば、貴ノ岩が日馬富士に殴られた日だ。しかし、昨年11月場所2日目に提出された診断書では、「全治2週間」とあった。それがいつのまにか、3カ月も相撲を取れない体になってしまったことになる。

 以前の診断書については、警察、検察ともに問題はないと見ていた。なのに貴乃花親方(45)は以前から、貴ノ岩の1月場所休場をほのめかしていた。つまり、「こんなに重いケガなんですよ」とアピールすることで、いかに被害が大きいかを訴えたかったのかもしれない。

 だとすれば、ここまで貴ノ岩を追い込んだのは貴乃花親方に他ならない。日馬富士暴行事件について聴取を要求した協会の危機管理委員会に対し、「貴ノ岩の状態が良くない」と拒否。そこまで具合が悪いのなら、すぐにでも病院に連れていくべきだが、「マスコミが(福岡県内の)宿舎の前に多くいるので、連れていけない」と言い訳をし、貴ノ岩を宿舎に“軟禁”したこともあった。

 貴ノ岩は11月場所直前まで福岡県内の病院に入院していたが、なにせ頭のケガだ。退院後に状態が悪化した可能性もゼロではない。貴乃花親方が本当に弟子を思うのならば、「状態が良くない」ときにすぐさま救急車を呼んででも病院に行かせるべきではなかったか。マスコミうんぬんは言い訳にすらならない。

 いずれにせよ、日馬富士暴行事件から続く一連の騒動の被害者は貴ノ岩。親方のハンドリングのマズさでケガが悪化したとすれば泣くに泣けない。

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