巨人投壊で過去3人がクビに…由伸監督辞任への“デッドライン”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年4月17日 12時10分

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浮かない表情の由伸監督(C)日刊ゲンダイ

 巨人に「異変」が起きている。セ・リーグ5球団との対戦が一巡し、5勝10敗で最下位。2リーグ制後、チーム最速で10敗に到達したのは屈辱だろうが、「異変」とは順位のことではない。投打の逆転現象が起きているのだ。

 チーム防御率4.88、74失点が12球団ワーストで投手陣が壊滅的。Bクラスに沈んだ昨季は打率.249の貧打にあえいだが、菅野(17勝5敗)、マイコラス(14勝8敗)、田口(13勝4敗)らの先発陣が引っ張り、チーム防御率はリーグ2位の3.31と安定していた。そんな巨人の強みが今、揺らいでいる。

 昨季の3本柱のうち、マイコラスは米カージナルスへ移籍し、大きな穴となっている。エースの菅野は13日に1勝を挙げたものの、すでに2敗を喫し、防御率は4.29。田口は3試合で1敗、同8.36とピリッとしない。勝利の方程式の一角・上原は2試合連続で救援に失敗。すでに2敗を喫し同10.80。勝ちパターンから外れることが決まった。

■チーム防御率4点台は4度のみ

 巨人の1936年以降の長い歴史で、チーム防御率が4点台だった年は4度しかない。まずは長嶋監督時代の2001年。この年は「4.45」で2位だった。原監督の03年は「4.43」で3位。こちらも3位に終わった堀内監督の04年も「4.50」。05年はワーストの「4.80」。この年は5位に沈んだ。さるチーム関係者がこう言う。

「01年長嶋監督、03年原監督、05年堀内監督はいずれも辞任に追い込まれている。この時のチーム打率は01年.271、03年.262、04年.275、05年.260とまずまず。原・前監督は『野球は投手』といつも言っていたけど、いくら打っても投手が抑えられない年はV逸する。それだけでなく、ボロ負けのイメージになるため、指揮官のクビが飛ぶ可能性が高まります。原さんは1次政権2年目の03年に投手陣がボロボロになって契約途中で解任された。だから、06年に再び監督に就任した際、真っ先に投手陣を整備し、防御率を前年の4.80から3.65と大幅に改善させ、その後10年間の長期政権の礎にしたのです」

 16日現在のチーム打率はリーグトップの・271。まだ15試合とはいえ、打高投低の数字は、前記の監督解任時と似通っている。5度目の「4点台」に終わるようなら、3年契約最終年の高橋由伸監督(43)も、ただでは済まないことは、3人の“先輩”たちが証明している。

 16日、山口俊(30)は先発する17日のDeNA戦に向けて新潟で調整。「長いイニングを投げて(リリーフ陣の)負担を減らしたい」と腕まくりした。

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