発生から逮捕まで1週間も…新潟女児殺害で警察は何をしていた

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年5月17日 15時0分

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小林遼容疑者(左)と新潟県警の青木刑事部長(C)共同通信社

 新潟小2女児殺害事件で逮捕された小林遼容疑者(23=新潟市西区)の車から練炭が見つかっていたことがわかった。逮捕があと少し遅れていれば、小林容疑者が自殺し、事件は迷宮入りしていた恐れもあった。

 新潟県警は事件直後から小林容疑者をホンボシとみていたようだ。直後から小林容疑者の会社に在籍を確認する電話をしているのだ。小林容疑者の勤務先の代表取締役がこう言う。

「事件翌日の8日の午前中に警察から『小林遼というのはお宅の社員ですか』と電話がありました。『はいそうです』と答えたら、『今日出社してますか』ということで、『いや出社していません』と答えました。電話は逮捕されるまで連日ありました」

 小林容疑者は4月に女子中学生を連れ回し書類送検された「前科」があっただけに、すぐに捜査線上には浮かんだのだろう。なのに事件発生から逮捕まで1週間もかかっている。警察は何をやっていたのか。

■傘も見つけられず

 7日の午後5時ごろに女児が行方不明になったという通報があってから、新潟県警は100人態勢で捜索をしたが、小林容疑者は警察の目をかいくぐって線路上に遺体を遺棄している。もし、女児が行方不明になった直後に小林容疑者に話を聞いていれば、遺体が電車にひかれることもなかったのではないか。

 殺人事件が起きた時、警察は通常、現場近辺にローラーをかけるものだ。なのに、新潟県警は小林容疑者の会社に電話をするだけで聞き込みも熱心にやっていなかった。女児が持っていた傘も見つけられていない。

 犯罪捜査に詳しい元刑事の飛松五男氏はこう言う。

「車から練炭が見つかったということは、自殺する恐れがあると知って警察は慌てて逮捕したのでしょう。女児の傘が見つかっていないのは、小林容疑者が自供してから傘を見つけた方が証拠能力が高いと考えたからではないか。いわゆる秘密のバクロです。事件現場の草を刈っていないことからも警察の余裕ぶりがうかがえます」

 もし、小林容疑者に自殺されていたら新潟県警はどうするつもりだったのか。

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