生活保護女性にわいせつ 再逮捕された岐阜市職員の妻は…

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年8月10日 9時26分

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 受給者に「ノーブラで来て」とセクハラ発言をしていた東京都江戸川区の福祉事務所の職員に続き、またもケースワーカーがその「立場」を悪用してセクハラ行為に及んでいた。

 強制わいせつの疑いで7日、岐阜県警に再逮捕されたのは、岐阜市生活福祉1課副主査の高瀬守彦容疑者(45=愛知県稲沢市)。

 高瀬容疑者は6月14日の午後3~4時ごろ、生活保護を受給している市内の無職女性(34)宅で無理やり抱きつき、キスを迫り、手を握った。

 高瀬容疑者は昨年度から女性を担当し、生活状況を調べるため訪問していた。

 女性が7月2日、「市役所職員に抱きつかれた」と被害届を提出し、同月18日に逮捕されたが、岐阜地検は7日、処分保留で釈放。しかし、高瀬容疑者の逮捕後、報道を見た受給者2人が「私も同じような被害に遭いました」と警察に相談し、再逮捕となった。

 再逮捕容疑は2015年3~5月にかけ、市内の無職女性(35)の自宅や市役所内で数回にわたり、女性の背後から胸を揉み、17年5月~今年5月には別の無職女性(44)の自宅や市役所内で何度も無理やり抱きついた。いずれの女性も高瀬容疑者が担当し、35歳の女性は「生活保護に対して不利益が生じるのが怖くて漠然とした不安があり、(被害を)訴えられなかった」と悔しがっていたという。

 調べに対し、高瀬容疑者は「(35歳の女性に関しては)腰のコルセットを触って確認していた時に手が胸に当たってしまった。揉んでいません。(44歳女性は)肩を軽くたたいたり、手を握ったことはあったが、下心があったわけではありません」と容疑を否認している。

 発覚後、市役所には苦情の電話が相次ぎ、「私も同じようなことをされた」といった内容のものもあった。

「高瀬容疑者は大卒で、現在の仕事に就いて4年以上、約70人を担当しています。受給者の生活状況の把握や訪問調査、指導など、世帯の事情に応じて定期的に自宅を訪問しています。受給者自らが書類の提出や相談で庁舎を訪れることもあります」(市役所関係者)

 先月20日、江戸川区福祉事務所の男性主任(55)が、30~40代の生活保護受給者5人に「事務所にはノーブラで来てください」「今度、自宅を訪問した時にはノーブラでいてください」と「ノーブラ発言」を繰り返し、停職3カ月の懲戒処分を食らったが、どちらのケースも人の弱みに付け込んだ、許しがたい行為だ。

 わいせつ副主査の妻を直撃した。

「ちょっと私は答えられませんので。まだちょっと、いろいろ捜査中ですので。私も答えていい身分なのか分かりません。相談させていただかないと分かりません。答えてしまっていいのか分からないので。(心境?)そのこともお答えできません。(立場を利用?)ちょっと取り込んでいるので。ごめんなさい」

 受給を打ち切られるのを恐れ、声を上げたくても上げられない、同じような被害者が全国各地にいるかもしれない。

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