日米野球で打率4割 ソフトB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年11月14日 12時0分

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西武・秋山(左)と(C)日刊ゲンダイ

「世界のギータ」になりつつある。

 日米野球でメジャーリーガーも驚愕の活躍をしているソフトバンクの柳田悠岐(30)。9日のサヨナラ2ランをはじめ、計4試合で15打数6安打(打率.400)、7打点、2本塁打と当たっている。

 MLBのベースコーチを務める松井秀喜氏は「何か特別なものを持っている。中堅から逆方向にあれだけ距離が出るのは、今までの日本人打者にはいなかった」と絶賛した。

 柳田は大のメジャー好きで知られ、バッティングの参考にしているのは、かのバリー・ボンズや、昨年39本を放ち新人の本塁打記録を作ったドジャースのベリンジャー。当然、メジャー志向も強いが、ソフトバンクはポスティングシステムによるメジャー移籍を認めていない。柳田は昨オフ、球団にポスティングを直訴するも却下され、3年契約を結んだ経緯がある。

 つまり、メジャー挑戦できるのは、最短で海外FA権を取得する20年オフになる。柳田自身、「33歳でのメジャー挑戦はちょっときついかな」とこぼしていた。ナ・リーグのあるスカウトも「33歳という年齢はとても不利です」と言ってこう続ける。

「今は『ステロイド時代』のように薬で“延命”できる時代ではなく、メジャー契約における野手の“定年”は35歳前後。分かりやすいのが『松井秀喜モデル』です。35歳でヤンキースを離れ、そこからはエンゼルスやアスレチックスで単年、最後のレイズはマイナー契約だった。複数年契約を考えると、33~34歳がデッドライン。青木(宣親=現ヤクルト)は30歳のとき3年契約を結び、鳥谷(敬=阪神)は33歳でFA宣言しましたが、破談になって残留した。それくらい年齢はネックになる」

 それなら33歳のメジャー挑戦は絶望的か。

「メジャーで柳田はホームランバッターではなく、二塁打を量産するタイプになる。外野の間を抜くラインドライブヒッターの場合、広い球場をホームとする球団なら需要はあるかもしれません。例えばロッキーズやジャイアンツなどです。ただし、3年や5年契約は難しいでしょう。柳田も2年契約で年俸600万ドル(約6億8000万円)くらいが精いっぱいではないか」(同)

 悪条件でも海を渡る覚悟があれば、3年後でも望みはありそうだ。

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