今度は貴ノ岩が付け人殴打 旧貴乃花部屋は暴行力士の巣窟

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年12月7日 9時26分

写真

この師匠にしてこの弟子あり(C)共同通信社

 つい10日ほど前は貴景勝の優勝に沸いた千賀ノ浦部屋が、一転、お通夜さながらの雰囲気に包まれた。夜にもかかわらず、50人ほどの報道陣が部屋の前に押し寄せて、中の様子をうかがっていた。

 5日に相撲協会が発表した貴ノ岩(28)の暴力事件。冬巡業が行われている4日夜、付け人が忘れ物の言い訳をしたことに腹を立て、平手と拳で顔面を4、5発殴ったという。翌朝、付け人が巡業に参加せず、顔を腫らしていたことまで発覚して貴ノ岩の暴行が露見した。

 本人はすでに帰京。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)の事情聴取に事実関係を認め、謝罪もしたという。

■後輩をエアガンで

 貴ノ岩は昨年の秋巡業中に起きた日馬富士暴行事件の被害者だ。当時は世間の同情を集めたものの、約1年後には百八十度立場が変わった。しかし、日ごろの言動をみれば、加害者になるのはむしろ必然だった。

 例えば2014年に引退した旧貴乃花部屋の貴斗志が、相撲協会を相手取った裁判で明らかになった証言によれば、貴ノ岩は暴力の常習犯だった。

 貴斗志は貴ノ岩に「あいさつもしないのか」と因縁をつけられ、いきなり3発殴られたという。さらに「新弟子のころから雑用をせず、逃げ回る後輩力士をエアガンで撃っていた」というのだから、サディスティックな面もあったようだ。

 朝は朝で、師匠が稽古場に来ていないと知るや、稽古をせずに二度寝。先輩力士の言うことを聞かず、日常的に暴力を振るっていたことまで明らかにされた。地方場所では、友人を無断で宿舎に連れ込むことも珍しくなかったという。

 いずれも裁判での証言だ。要するに札付きの問題児。貴ノ岩が騒ぎを起こすのは時間の問題だった。

■教育どころじゃない

 貴ノ岩自身に問題がある上、旧貴乃花部屋にはそもそも力士が暴れる土壌があった。

 今年の3月場所の最中に、貴公俊(21)が付け人を血だらけにする事件があった。付け人をブン殴った力士は、今年に入って貴ノ岩が2人目なのだ。

 旧貴乃花部屋の力士たちは、以前から師匠の貴乃花(46)に対して不満を募らせていた。双子の兄弟である貴公俊と貴源治(21)は貴乃花について、「稽古場にも来ないくせに、エラそうなことを言って……」と、親しい力士仲間たちに打ち明けていたという。

 親方は通常、部屋で弟子と寝食を共にする。それこそ朝稽古に始まって夜寝るまで弟子の面倒を見る。しかし、貴乃花は当時、通いだった。しかも弟子たちが「稽古場に来ない」と明かすくらいだから、顔を出すことが珍しかった時期もあるのだろう。それでいて「エラそうなことを言う」師匠に対する鬱憤はたまりにたまっていた。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
日刊ゲンダイDIGITAL

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング