無免許ポルシェで死亡事故 東大卒50歳医師の隠したい過去

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年12月19日 9時26分

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炎上するポルシェ(目撃者のツイッターから)

 一体、何年の判決が言い渡されるのか――。

 11月25日午後、兵庫県尼崎市の阪神高速3号神戸線の上り線で、同県芦屋市の開業医、久保田秀哉容疑者(50)が無免許でポルシェを運転し、時速200キロの猛スピードでトラックに追突。運転手の運送会社社員、手槌一郎さん(70)を死亡させ、26日、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)の疑いで逮捕された事件。県警高速隊は12月17日、久保田容疑者を自動車運転処罰法違反(危険運転致死)などの疑いで追送検した。

 逮捕後の取り調べでは「弁護士にしか話しません」と無言を貫いていた久保田容疑者だが、その後「70キロ前後で走行していました」とトボけるだけ。それ以外はダンマリを続けているという。

「高速隊は阪神高速に設置されたカメラや、ポルシェの損傷具合から、制限速度60キロを大幅に上回る時速200キロ前後で走行していたと特定。罰則が重い危険な運転と判断した。現に何ら過失がない男性が亡くなっているのに『70キロうんぬん』などと、よく言えたものです」(捜査事情通)

 危険運転致死といえば、東名高速で「あおり運転」をして、危険運転致死傷罪に問われた石橋和歩被告(26)が14日、懲役18年(求刑懲役23年)の判決を言い渡されたばかり。久保田容疑者も交通違反を繰り返し、2017年3月に免許取り消し処分を受けたにもかかわらず、無免許でスピード違反を繰り返していた。

 久保田容疑者をよく知る知人がこう言う。

「本人は『東大医学部卒』と吹聴しているようですが、東大理科1類から大阪大学医学部に学士入学したそうです。阪大の耳鼻科で研修医として働いた後、府内の病院を転々としています。患者さんに対して横柄な態度で威張るため、しょっちゅうトラブルになっていた。上司が注意すると『自分は悪くない』と反論し、下のものには威圧的な態度を取る。自分が頭がいいのをひけらかそうとするのですが、周りも優秀ですから認めてもらえない。とにかく扱いにくいタイプで友達もあまりいない。50歳になった今も独身で、父親とお兄さんと男3人暮らしです」

 そんな久保田容疑者が、周囲にも公にしていない過去がある。

「実は以前、ベッド数80床ほどの地方病院に勤めていたことがあるそうなんです。その病院の院長は、生活保護受給者に手術をしたように装うなどして診療報酬の不正請求を繰り返し、業務上過失致傷や詐欺罪の疑いで実刑判決を受けた、いわくつきのところです」(医療関係者)

 久保田容疑者の祖父は東京帝国大学理学部化学科出身の理学博士で、国内を代表する化学メーカーの副社長、相談役、原子力委員会専門委員を務めたこともある。いくら本人が勉強できても、やっていることは道理にもとる。

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