首脳陣が驚嘆 日ハム吉田はダル&大谷の“エース道”をたどる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年1月11日 9時26分

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雪深い秋田で下半身を鍛えてきた(C)日刊ゲンダイ

「一球一球、フォームを確認するように投げている。新人の中でもかなり意識が高いね」

 首脳陣のひとりがキャッチボール姿を見て、舌を巻いた。

 9日にスタートした日本ハムの新人合同自主トレ。ドラフト1位の吉田輝星(金足農)は、初日から状態の良さをアピール。視察した栗山監督は「体もいい感じで締まって、表情がすごく良かった。ここへ向けてどういう準備をしてきたかというのが出ていた。体の使い方がうまい。キャッチボールも思った通り。捕るとか投げるとか、そういううまさがすごく重要」と評価した。

 この日の鎌ケ谷スタジアムは強風に見舞われた。キャッチボールで制球に苦心する新人もいたが、吉田は「横から強い風が吹いていた。球が曲がらないように気をつけた」と振り返った。

■国体後に体重増の真意

 意欲もある。前日、栗山監督から「急がずゆっくりせず、できるんだったらすぐにでも(一軍の)準備してくれ」と声をかけられたことを明かし、「チームのためになるなら、シーズン序盤から(一軍に)入れるようにしたい」と意気込んだ。入寮後は室内練習場で短距離ダッシュや1時間かけてのランニングをこなし、自主トレに備えた。

 キャンプは二軍スタートになる。この日のスタッフ会議後、栗山監督は「2月16日の紅白戦を起点としていろいろ考える」と話した。日本ハムはかつてのダルビッシュや大谷翔平がそうだったように、とくに高卒新人は二軍でプロで投げるための体づくりに重点を置く。米アリゾナでの1次キャンプを終えた一軍本隊が沖縄に移動すると、一、二軍合同の紅白戦を通じて、その実力を見極めることになる。

「球自体は良くても、40球、50球と球数を重ねて球威がガクッと落ちるなど、スタミナや体に不安がある場合は無理をさせない。故障のリスクが高いからです。ダルは1年目、二軍戦で完封勝利を挙げるなど、しっかり投げられることが分かった上で、6月に一軍デビューさせた。大谷も1年目に打者で開幕戦にスタメン出場したが、投手の一軍デビューは5月下旬だった。吉田もまずは、ローテに入って投げ続けるだけの土台づくりが優先されます」(日本ハムOB)

「最近は甲子園の疲れも抜けて、いい調子が続いている」と話した吉田は国体後、体重が5キロほど増えた。11月7日に学ラン姿で鎌ケ谷の施設を見学した際は明らかに腹回りが膨らんでいた。元中日監督の落合博満氏がラジオ番組で「おそらく太る体質ではないか」と指摘したこともあった。

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