四回に主力3人交代で猛批判 ヤクルトが試合を“捨てた”深刻チーム事情

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年4月20日 12時0分

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ヤクルト小川監督(C)日刊ゲンダイ

 首位を走るヤクルトが物議を醸した。

 5―13のボロ負けを喫した18日の阪神戦。四回の攻撃を終えると、バレンティン、青木宣親、山田哲人の主力選手3人をベンチに下げた。これに「プロは興行。ファンをバカにしている」と批判の声が出たのである。

 そもそも、主力3人をベンチに下げたのは、投手が序盤に打ち込まれ、四回までに2―10の大差をつけられたから。結果的に「捨て試合」になったわけだが、その裏側には、チームが直面する深刻な「高齢化問題」がある。

 青木は37歳、バレンティンと雄平は34歳。開幕3戦目に死球を受けて左手親指を骨折した34歳の坂口も、故障さえなければレギュラーだ。大引も34歳、二軍調整中の畠山は36歳とベテランがゴロゴロいる。

 これまでも小川監督はベテランたちの体力面を考慮。昨季、142試合に出場したバレンティンは、毎年のように故障に苦しんできた。そのため、大量リードの場面で早めに代走を送ったり、移動ゲームの試合前打撃練習を免除したりしていた。青木は昨季、背中の張りで欠場したこともあり、今月6日の試合では「休養日」としてスタメンを外れている。

 青木、山田、バレンティンの3人はここまで全19試合に出場中。山田は26歳だが、3度のトリプルスリーを達成した打線の柱。GW期間中の27日からは12連戦が待ち受けていることもあり、あえて休ませたのだろう。

 小川監督は「捨て試合」をつくることで、3人に代えて、出番が限られる広岡大志(22)、塩見泰隆(25)、上田剛史(30)を起用。期待の若手にチャンスを与えた。また、今季は坂口がいた一塁には守備に課題の多い村上宗隆(19)、川端の定位置だった三塁には日本ハム時代の2年間で打率1割台だった太田賢吾(22)を据えている。

 あらがえない世代交代の波に適応するためには、必然の策だったのである。

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