100m日本記録更新狙うサニブラウン “9秒97超え”はスタートが鍵

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年6月26日 12時0分

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レース後も笑っていられるか(C)日刊ゲンダイ

 世界選手権(9月=ドーハ)選考会を兼ねた陸上の日本選手権があす27日、福岡・博多の森競技場で開幕する。

 主役は言うまでもなく、9秒97の日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)。日本歴代2位の9秒98を持つ桐生祥秀(23)のほか、小池裕貴(24=10秒04)を筆頭に10秒0台を持つランナーが4人いることから、大会史上初の9秒台決着に注目が集まっている。

 ハイレベルなライバルが集うだけに、サニブラウンの記録更新の期待も高まるが、9秒97超えはスタート次第だ。

 実は、6日の全米大学選手権で日本新をマークしたレースでは、号砲への反応がイマイチだった。この時のリアクションタイム(RT)は0.198秒。決勝を走った8人のうち、2番目に遅いリアクションだった。3位に終わったサニブラウンは、9秒86で優勝したオドゥドゥル(テキサス工科大=RT0.151)、9秒93で2位のギレスピー(オレゴン大=同0.154)の2人に対し、号砲への反応の差で後塵を拝したと言ってもよさそうだ。

 世界のトップスプリンターの平均RTは0.13から0.14秒とされるだけに、サニブラウンのスタートでの反応の鈍さは致命的だ。

 右足付け根の故障から完全復活した今季はリハビリで取り組んだウエート、フォーム矯正が実って走りが安定した。スタートしてからスムーズに上体を起こせるようになったことで中盤以降の加速が増して、今季の好タイムにつながった。

 男子100メートル決勝は28日。サニブラウンの更なる記録更新は「よーいどん」にかかっている。

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