キアヌ・リーブス出演決定「マトリックス4」にのしかかる重圧

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年8月23日 9時26分

写真

キアヌ・リーブス(C)日刊ゲンダイ

 あの衝撃からはや20年。1999年公開の大ヒット映画「マトリックス」のシリーズ4作目の製作が20日に発表された。

 主役のネオは、これまで同様、キアヌ・リーブス(54)が演じるなどと報じられ、前3部作のファンは大いに盛り上がっているが、その一方で、ネット上には〈すごく期待値が上がってしまうのが心配〉〈期待する半面、どうかなあ〉などと不安視する向きも。

「前3部作を監督したウォシャウスキー兄弟は、その後2人とも性転換して“ウォシャウスキ―姉妹”になっていますが、『マトリックス』以降はパッとせず、最大の話題は姉妹になったこと、なんてからかわれるほど存在感が薄くなっていました。ファンの不安も分からないでもない」(映画業界関係者)

 ウォシャウスキー姉妹の映画が最後に公開されたのは、2015年。映画批評家の前田有一氏も「マトリックスが公開された当時は、見たことがない撮影技法で『映像革命』と言われ、映画史に残る傑作を生み出した割には、最近忘れられがちになっていたのは確かです」と、こう続ける。

「マトリックスの新作で捲土重来を狙いたいという気持ちは分かります。映画会社にとっても、マトリックスならヒットが見込める。何より主演のキアヌが、いまだに人気と見た目に衰えがない。アクションスターとして一線で活躍しています。とはいえ、さすがのキアヌも衰えが隠せなくなっていく。製作発表のタイミングとしては公開20周年の今がベスト、というかギリギリだったのだと思いますね」

 問題は、ファンの期待に応えられるかだ。ネット上には〈今のCG技術なら当時よりもっと凄い映像が見られそうだが、逆に言えば相当な映像を見せてくれなきゃ、ファンは満足しない〉なんて指摘もあった。

「CGを駆使すれば何でもできるようになったのは確かで、現在公開中のディズニー映画『ライオン・キング』なんてその最高峰でしょう。実写と区別がつかないほどですが、だからといって、そこに新鮮な驚きがあるわけじゃない。技術が飛躍的に進化した分、逆にマトリックスの公開当時と同じレベルの衝撃を生み出すのは、もはや至難の業です。もっとも、ウォシャウスキー姉妹が映画を撮っていない4~5年を充電期間と考えれば、アイデアもいろいろ温めているでしょうし、最新技術を使って何か仕掛けてくるのは間違いない。どんな驚きを持ってくるのか、楽しみではありますね」(前田有一氏)

 ファンの期待と不安を越えるハードルは、とてつもなく高い。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング