二岡智宏氏が巨人三軍監督に 異例配転の意図と“引く手あまた”の流出阻止

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年8月1日 11時35分

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手腕が評価されているようで…(C)日刊ゲンダイ

 三軍とはいえ、シーズン中の人事異動は異例といっていい。

 巨人は31日、8月1日付で二岡智宏三軍総合コーチ(44)が三軍監督、井上真二三軍監督(54)が二、三軍を統括するファームディレクター(D)に就任すると発表した。

 巨人は4月にスカウト部門にメスを入れ、ファームDだった高田誠氏をスカウトに配置転換。それ以降、ファームDが空位になっていた。育成を強化するため、現場だけでなく、スカウトを務めるなど、フロントとしても経験豊富な井上三軍監督にファームDを託した上で、指導手腕を評価している二岡コーチを監督に昇格させることにしたという。

■在京球団が水面下でオファー

 二岡コーチと言えば、今や巨人不動の4番に成長した岡本和真が入団後、二軍コーチとして育成に携わった。高橋由伸前監督時代の17年から一軍打撃コーチに昇格。18年に岡本が3割、30本、100打点をマークして大ブレークする足掛かりをつくったといわれている。巨人OBがこう言う。

「二岡コーチは由伸監督が退任した18年オフに、同じくして巨人を退団。翌19年はBCリーグ・富山の監督に就任し、選手をプロに送り出してもいる。その手腕は巨人だけでなく、他球団からも評価されている。実際、昨オフには、ある在京球団が水面下でコーチのポストを打診していたくらい。結果的に古巣である巨人のオファーを優先する形になったが、もし再び巨人から出るようなことがあれば、他球団から声がかかるはずです」

 巨人としても、二岡コーチを絶対に手放せない事情があるという。

「二岡コーチが現役時代、日本ハムへトレードで移籍した以降も、巨人は将来の幹部候補に位置付けていた。『ポスト原』の有力候補である松井秀喜氏や阿部慎之助二軍監督とは現役時代に一緒にプレーをした仲。彼らが将来、監督になった暁には、重要ポストに就いて、政権を支えてもらいたいと考えている。ただ、復帰直後とはいえ三軍のコーチでは、いかにも役不足の感が否めない。三軍とはいえ監督としてしかるべき立場についてもらい、期待をかけていることをアピールすることで、他球団への流出を阻止する意図もあるのではないか」(前出のOB)

 果たして、巨人の狙い通りにいくのか……。

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