コロナより怖い 東京五輪招致委員会“裏金”11億円の使い道

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年9月27日 9時26分

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歓喜の裏で…(C)共同通信社

 実際には、「その倍ではないか」という声もある。

 共同通信は23日、2020年東京五輪招致委員会が11億円を海外送金していたことが判明したと報じた。

 同委員会は招致決定前後の13年7月と10月にシンガポールのコンサルタント会社「ブラックタイディングス社」に計2億3000万円を送金しているが、それ以外にも約9億円も使っており、送金先や内訳は不明。だから、こんな話が出てくるのだろう。

 1988年名古屋五輪招致に尽力したある関係者が言う。

■仲谷元愛知県知事は自殺

「81年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会の投票で、名古屋はソウルに27―52で負けましたが、2月にメルボルンが招致を断念したこともあり、総会前は『これで名古屋に決まり』と誰もが思っていました。ところが、韓国はドイツのスポーツメーカー幹部を味方につけ、水面下でIOC委員の一本釣りをしていたのです。接待攻勢はすさまじいもので、IOC委員たちが投票のために西ドイツ(バーデンバーデン)入りしてから、投票の前夜まで続けられたと聞きました。ソウル五輪閉幕の2カ月後に仲谷(義明)元愛知県知事が自殺しましたが、あれは招致失敗の責任を取ったと言われたものです。東京は16年招致も2回目の投票で落選している。20年招致はイスタンブール(トルコ)とマドリード(スペイン)に絶対負けられなかった。だから、11億円は表に出せないロビー活動費と考えるのが普通でしょう。実際には、報道されている金額よりもっと多いとしても不思議ではないですね」

 コロナ禍の前に、殺人的な酷暑が不評の東京五輪。

 招致活動に巨額をつぎ込んでいたこともバレて、世界の信頼を失うばかりだ。

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